『正法眼蔵』をまた少し

 道元『 現代語訳 正法眼蔵 2』大蔵出版1995年2刷、「一八 心不可得(しんふかとく)」を読んだ。訳者玉城康四郎の解説。

《 如浄はやがてこの世を去るから、実際には不可能であるが、もしかりに道元が如浄の許で充ち足りるほどの時間を得て、精進することが出来たとすれば『眼蔵』の 展開は大いに変っていただろうと思われる。しかしながら、実際はそうではなかった。そのために道元は、如浄の世界とはほとんど関係なく、日本仏教の底流に棹さし ながら、まったく独自に、自由に論究を遂行していくことができた。悟りの安定性からいえば、師の許での修行が望ましかったかもしれぬが、しかし、いずれが是で、 いずれが不是であるかは、量り得ることではない。 》 75頁

 「一九 後心不可得(ごしんふかとく)」「「ニ○ 古鏡(こきょう)」を読んだ。解説から。

《 「古鏡」はやはり『正法眼蔵』のなかでは名作である。鏡を題材にとって、永遠にして即今なる先覚者(仏祖)の世界を展開していく。 》 123頁

 これまた宇宙論的、哲学的な。言葉では明快に言い表せない深遠なる思想。難解なり。今は読んでおくのみ。

 きょうも梅雨の晴れ間。暑い。が、朝用事を片付け、自宅前を素通り、ブックオフ長泉店へ自転車で。悩んで三冊で止める。永井荷風『あめりか物語』新潮文庫2000年 27刷、チャールズ・ブコウスキー『パルプ』ちくま文庫2016年4刷、ブッツァーティ『神を見た犬』光文社古典新訳文庫2007年初版、計324円。『あめりか物語』は旧字体 なので購入。
 午後、知人女性から街中の再開発の噂を聞く。実現可能性のある話だ。

 ネット、いろいろ。

《 三島駅で買った1000円の駅弁開けたら中に生わさびと、わさびおろしが!新幹線車内でゴリゴリゴリゴリおろしてたら、 通路を挟んだA席のおばさんが不思議そうにジーっと見てはったけど、すりおろしたのを乗っけたあじ鮨食べたら、思わずドヤ顔でおばさんの方を見てしまったほどの 超超絶品! 》 星田 英利
 https://twitter.com/hosshiyan/status/1009334629608783872

 『港あじ鮨』な。ちょっと三島駅に行ってくるか。

《 1969年か。駄作だけど、当時の匂い/臭い(恥ずかしいアングラ臭とか)は超濃厚、なんらかの形で残すべきね。 》 会田誠
 https://twitter.com/makotoaida/status/1011400295727783936

 椹木野衣・編『日本美術全集 第19巻』小学館、百番目の収録作品だ。評価がかくも分かれるとは、また面白い。

《 鑑賞は「私にはこう見えた」という主観であり、観照ではその主観は排される。したがって客観も排される。観照では解釈ではなく体験、 観るという体験そのものが開かれる。観るとはどういう事件なのかが、そこでは問われる。そして「私に観えていない事象/他者」との邂逅がはじめて起きる。 》  中島 智
 https://twitter.com/nakashima001/status/1011316703823740929

《 創作意欲の大洪水にもみくちゃにされた、ヘボコン in アメリカ3年目レポート 》 デイリーポータルZ
 http://portal.nifty.com/kiji/180625203230_1.htm

《 詩織さん事件で逮捕状執行を停止した中村格は総括審議官に、首相答弁に合わせて改竄や虚偽答弁をした佐川氏は国税庁長官(当時)に、 森友と昭恵夫人を繋いでいた谷氏はイタリア大使館に、そして今度は公文書改竄を司法の裁きに委ねず放免した山本特捜部長が検事正に栄転。 腐敗を絵に描いたような人事だ。 》 異邦人
 https://twitter.com/Beriozka1917/status/1011102473056972800

 バイクネタあれこれ。 

《 前のバイクのヘルメットから長い髪がたなびいてたらとりあえずついていく。 》

《 信号待ちですり抜けしてポールポジションゲットしてからの発進時エンスト。 》

《 くしゃみしてシールド内に唾&鼻水ぶちまける。 》

《  シールドで虫が潰れたと思ったらカメムシだった。
  匂いに悶絶しながら次のSAに入った。 》

《 あまりの寒さにホットコーヒーを求めて山道をさまよい続け、やっと見つけた自販機の「つめた〜い」の文字にブチ切れる。 》

《 バイクの軽量化には熱心だが自分の軽量化には無頓着。 》