『記憶と芸術』五(閑人亭日録)

 水沢勉「+記録/+記憶」から中村信夫「現代美術の展望」の一文。

《 従来優れた作品とは、安定し、強固で、物質的であると信じられていたが、今日それらは実際には本質的にもろいものであるということに我々は注目し始めている。 》 77頁

 昨日、故つりたくにこさんの第二冊目の作品集出版をお知らせした平野雅彦さんから返事のメール。

  《 ご連絡ありがとうございました。
  つりた作品は、外国人だからこそ発見できる世界があるんでしょうね。
  フランスの出版界は、すごいですね。
  日本の漫画で、今、カバーや表紙にお金を掛けられる漫画家って、
  限られていますね。
  ましてや過去の作品となると、更に限られます。 》
 https://www.amazon.com/Books-Kuniko-Tsurita/s?rh=n%3A283155%2Cp_27%3AKuniko+Tsurita
 平野さんの2010年のブログから。
 http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/1388.html

 『松岡正剛の千夜千冊』、「1845夜 エラ・フランシス・サンダース『翻訳できない世界のことば』創元社2016年」が興味深い。
 https://1000ya.isis.ne.jp/1845.html