『哲学漫想』二(閑人亭日録)

 山崎正和『哲学漫想』中央公論社2021年初版、「哲学漫想2 ショーペンハウアーの冒険と逡巡──『意志と表象としての世界』精読」を読んだ。

《 そう思ってショーペンハウアーの発言を虚心に読めば、彼はここで実在する主観、能動的にものを思う主観などどこにもないと言っているのであり、彼の表象は主観の 成立に先立って現象すると主張していると見ることができる。世界は表象であるというときのその表象は、誰かが何かを思うまえにひとりでに現れ、現れるとともに みずからの内で主観と客観へと分裂すると考えられる。認識するもの(主観)とされるもの〈客観)も表象の内部にあるというのだから、表象が現れるとは認識が現れる ことにほかならず、世界は自分で自分を認識しながら現れるということになるだろう。 》 46頁

〈 ドイツ語では現実のことを「働きかけ(Wirklichkeit)」というが、ショーペンハウアーによればこの単語が既に示唆的であり、現実が現れるとは一つの「働き (Wirkung)」が結果をもたらし、その因果関係が直接に認識されていることにほかならない。表象としての世界とはこの現実と同義語なのであって、そこでは感性と悟性は 区別されず、現象と根拠づけは同じ地平面に現れるのである。 》 47頁

《 また彼の表象が感覚所与のたんなる集合体ではなく、最初から不可分の全体として現れるという意味において、これがほとんどゲシュタルトの観念でもあることは 面白い。そういえば、彼の主観が「すべてを認識するが、みずからを認識しない」という一節も、ゲシュタルトの「図」と「地」の関係を暗示しているような気がしないでも ない。 》 48-49頁

 源兵衛川最上流部では、子どもたちが川に入ってワイワイ遊んでいる。この陽気では入りたくなるわなあ。

 ネット、うろうろ。

《 ソフトクリームを作る機械が家にあったら捗るのでは?という話になりアマゾンで探したらこのレビューでダメだった 》 ふみあき
https://twitter.com/namekata/status/1376140179677736966

《 日本は学校名だけの「学閥社会」、世界は学位と研究内容を問う「学歴社会」です。その差は鮮明で、これが日本の30年の凋落のもとです。 》 手塚一佳
https://twitter.com/tezukakaz/status/1376452802470322178

《 以前、政府が「一億総活躍社会」とか言い出したときにも感じたんだけど、私はつくづくこういう「全員で総力を挙げて」とかいうのに向いてないタチなんだなあ。 団結して頑張る人たちは素直にスゲえなあと思うけど、そういうのがダメな人もいると思ってくれたらなあ。 》 安達裕章
https://twitter.com/adachi_hiro/status/1376440723596210183

《 バーベキューや飲み会が人生の全てみたいな人々に、緊急事態宣言解除や聖火リレーがどういうシグナルを送ることになるのか、真面目に考えてほしい。 気が緩む人より、気が緩むように仕向けておいて「そんなつもりは無かった」とか言う人の方がはるかに罪深い。 》 MAE
https://twitter.com/CHE_M26_7/status/1376213507150995457

《 まじめに国の財政事情を考えて悩み苦しんで、生活保護基準引き下げたという政治家、官僚がいたら話を聞いてみたいよ。
  五輪とかGoToとか株式買い入れとか、政党助成金とか、なぜ手を入れない、と。
  単に差別して保護基準を引き下げといて、後付けの言い訳。司法も追認。本当にバカバカしい。 》 藤田孝典
https://twitter.com/fujitatakanori/status/1376485422390341635

《 スエズ運河の記者会見、世界中の報道機関が殺到してマイク山積みにされてて草 》 ヤクマキッチン
https://twitter.com/hyakumakitchen/status/1376111923914186762

『哲学漫想』(閑人亭日録)

 山崎正和『哲学漫想』中央公論社2021年初版、「哲学漫想1 味覚の現象学」を読んだ。扁桃腺にできた癌を放射線照射で治療し、治癒後の副作用(味がわからない)に 悩まされて浮かんだ発想がじつに興味深い。

《 かねて力説してきた通り、リズムにとって決定的に重要なのは運動の能動性と受動性の両立、正反対の力性が拮抗しながら、そのことによってむしろ互いに強め合って いるという特色である。 》 16頁

《 煩瑣に振り返るのは避けることにするが、ひと言でいえば私の見るところ、効率を重んじて事を急ぎ、価値の転換にかかる時間を最小限にするのが生産であり、 逆に効率にさからって先を急がず、価値転換にかかる時間を引き伸ばして最大限にしたがるのが消費なのであった。 》 21頁

《 疑う余地がないのは、常識と科学の世界に現れる生理的肉体が、絵に描いて細部を見分けられるような構造性に貫かれているということである。[中略]もちろんこの 全体は単純な加算の産物ではなく、現に死んだ肉体の部分を解剖学的に繋ぎあわせても生きた肉体は蘇らない。やはりそこには「生命」としか名づけようのない流動性が 加わり、リズム単位としての全体が形成されていなければならないのは、当然である。 》 30-31頁

 未明風雨の声。晴天の朝。拙い短歌が降りてくる。

   幾とせと着付け知らねば桜舞う
     階(きざはし)にたちて裾の乱れる

 昼前、雷井戸流出口、四ノ宮川の狭い範囲の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。抜いたヒメツルソバを別の土のう袋に詰め込む。草に隠れていた沢蟹二匹が川へ逃げていく。 井戸から見える範囲は一応終了。帰宅。汗~。清涼飲料水を飲む。ふう。

 ネット、うろうろ。

《 奈良の桜の木と鹿の様子が美しい 》 最多情報局
https://twitter.com/tyomateee/status/1376181068995289089

《 三島広小路駅のファミマ本日オープン。 》 半熟
https://twitter.com/dakarayohaneyo/status/1374930953630478337

《 富士山が噴火して、溶岩流がどこまで来るか 》 ネットゲリラ
http://my.shadowcity.jp/2021/03/post-21132.html

《 「政権交代は野球の攻守交代に似ている」
  政権もスリーアウトでチェンジしてほしい。 》 町山智浩
https://twitter.com/TomoMachi/status/1376195155447799811

《 理解出来たのなら、その理解に基づいて即刻行動を起こして欲しい

  東京五輪は中止
  PCR検査はいつでも誰でも何度でも無料に
  事業者には罰則付き命令ではなく手厚い補償を

  上っ面だけのパフォーマンスはもう沢山だ

  #葉書で政治に声を届けよう
  #オリンピックより命を守れ 》 らび
https://twitter.com/Jp3c5nUlUGZojKB/status/1375836122706665474

《 オリンピックの聖火台・聖火トーチを作る桂精機で、労働者が複数人、重大労災に遭っています。一人は機械に右手を挟まれ、右手が動かなくなる後遺症が残りました。
  総合サポートユニオンは本日、約30人で桂精機本社前で抗議行動を実施しています! 》 青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)
https://twitter.com/kotaro_aoki/status/1375366895038132233

《 私はもちろん女性差別に(あらゆる差別に)反対する立場だけども、ミソジニーという言葉はあんまり使いたくない。ぴったりの言葉がないからといって カタカナをそのまま使うのは日本語による思想の劣化と敗北であると感じる。(当面は、女性差別、女性蔑視、女性嫌悪などを適宜使う予定。) 》 DDC_violoncellista
https://twitter.com/DDC_violoncelli/status/1376004435189530627

《 例えば、ヘイト・スピーチなんていうのは、そのままカタカナにしたら、単なる悪口のことと勘違いする人が大量に湧いたでしょう。失敗だったと思います。 そういう軽薄な例から離れてですね、そもそも、本質的に、術語っていうのは大事です。きちんと術語を訳してこそ、思想になります。 》 DDC_violoncellista
https://twitter.com/DDC_violoncelli/status/1376005227174785024

《 弱きを助けるという左派の議論で僕が同調できない方向があり、しばしば僕が言うことが左派からズレてると思われるのは、「勝ち負けをめぐる思いをふまえた救済」が 多くの左派の前提にあって、僕はその前提を共有していないからかもしれない。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1376326303595393025

《 僕は、勝ち負けの外部に出るのが左だと思っている。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1376326437221756931

《 今井 いま見る意味はすごく大きい。いまマーケット先行の美術業界で、流行りは絵画や彫刻ではない形態のものか、絵画だったら売れているのは── 言い方が悪いですが──バッドでフィギュラティブなペインティングじゃないですか(笑)。日本で作品を買う人はすごく増えましたが、彼らにとっての美術は日本のすごく ドメスティックな美術や、ストリートカルチャー寄りなものが多かったりしますよね。でもそれだけではない美術が同時並行で動いていることを認識してもらうためにも、 こういうハードな展覧会があることは良いと思います。/ブリンキー・パレルモを通して考える「絵画」の重要性。対談:五月女哲平×今井俊介 》 美術手帖
https://bijutsutecho.com/magazine/interview/promotion/23784

《 森見登美彦氏は「美女と竹林」という似非エッセイ小説で竹林を伐採してると美女に出会うという妄想を書き連ねている。

  しかし彼をライバル視する自分としては階段を巡ってるとギャルに出会う「ギャルと階段」を提唱します。 》 階段巡りツイッター
https://twitter.com/kaidanmeguri/status/1376148050708598796

《 リフォームの匠があろうことか支柱を削りにかかるという家屋の強度を無視したデザインに仕上げようとしている… 》 藤 あや子
https://twitter.com/fuji_ayako/status/1375653554778562560

『UNDERCURRENT』『BLOW UP』(閑人亭日録)

 ビル・エヴァンス(ピアノ)、ジム・ホール(ギター)二人の演奏『UNDERCURRENT』1959年録音をLPレコードで聴く。六十年前とは到底思えぬ素晴らしいジャズ。 不朽の名演。
 https://www.hmv.co.jp/artist_Bill-Evans-Jim-Hall_000000000002111/item_Undercurrent-Rmt_275426
 鈴木勲トリオ/カルテット『BLOW UP』1973年3月29・30日録音を聴く。鈴木勲の深々と鳴るチェロ、躍動するベースと菅野邦彦の弾け、疾走するピアノ。名演だ、これも。
 https://tower.jp/item/3815135/Blow-Up%EF%BC%9C%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%9B%A4%EF%BC%9E
 きょうは日曜日。レコード二枚の粋な演奏を繰り返し聴いて日が暮れる。
 山崎正和『哲学漫想』中央公論社2021年初版、掉尾の「富士山を故郷に持った詩人──大岡信さんを追悼する」を読む。

《 じつはこの言葉への秘められた鋭い感受性こそ、大岡さん自身の作品を読み解く鍵となるものである。[中略]だが言葉がわかりやすいほどそれを凡庸から分ける才能、 微妙繊細な言語感覚が必要であることを、大岡さんの全詩集が証言しているはずである。 》 313頁

 ネット、うろうろ。

《 渋谷円山芸妓のお座敷遊びに。小糸姐さんの芸と、即興でなんでも合わせてくれるの最高。色気も可愛げも忘れない92歳のチャッキリ節。 》 sui so sui
https://twitter.com/sui_so_sui/status/1375804891877175296

《 ♡ >宇宙人にも音楽の好き嫌いがわかる

  なるほど‥(関係ないけど自分の好き嫌いの一端が少しわかった。言葉を音楽のように捉えるところがある。意味は把握しているけど「調べ」がとても大事というか。 いかにも耳に心良く作られた調べは嫌いだしガチャガチャしてるのも嫌い。リズムがいいのは好き。 》 大野左紀子
https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/1375982020422115328

《 川面に浮かんでうごめく桜の花はまるでソラリスの海のようだ。 》 森岡正博
https://twitter.com/Sukuitohananika/status/1375761568219074563

《 東京五輪が1年延期されていなかったら2020年3月は

  ①3.11の9年目

  ②常磐線福島第1原発そばの高線量地帯20.8キロ開通

  ③3.25 オリンピックの聖火ランナーフクシマを出発、三日間県内を回る

  とフクシマの「復興」に世論誘導するメディアイベントが1ヶ月途切れずに続いているはずだった。 》 烏賀陽 弘道
https://twitter.com/hirougaya/status/1375687114231140354

《 拝借した動画ですが先日のオリンピック中止の抗議にこんな警察官でてくる必要あるんかな。800メートルのスポンサー車列といい、この国は異常だね。 》  君に届け!滑稽新聞
https://twitter.com/akasakaromantei/status/1375801105041395714

《 安い現代アートに「高い値段」。より価値が高いと感じることも判明しそうだな。 》 ゆうたろう(あきやま)
https://twitter.com/yuutarou1975/status/1375924624538574861

《 関西にある「後ヶ島」無人島。
  浦島太郎が玉手箱を開けた場所だとも言われているそう。
  建物は昭和頃に建てられ観光の一部として使われていた様子、ほぼ廃墟化した今も撮影スポットとして愛されています。 》 Bob爺
https://twitter.com/haikyo07/status/1374116039789735936

オーディオ機器(閑人亭日録)

 朝から音楽漬け。BOSEのスピーカー55WER黒をずっと使っているが、昨日の接点の磨きで音がさらに鮮明になり、この一年余りギリシャ歌謡のライカばかり 聴いていたけど、他の音盤を聴きたくなった。まずはレコード盤でジャズを。テナー・サックス、ピアノ、ベース、ドラムス・・・いいねえ。
《 BOSEのスピーカーについて 名機55WER 》 クラシック音楽 名曲・名盤CD求めて三千枚
 http://classic-cdreview.seesaa.net/article/442229404.html
 専用のスピーカー台を使用。
 再生機器は、いつしかデノンDENON製になっていた。カートリッジはDL-103LCII。
 レコードプレーヤーはDP-500W。
 CDプレーヤーはDCD800NE。
 アンプはDCD1500SE。
 電源ケーブル秋葉原のオヤイデ電気製。
 https://shop.oyaide.com/
 スピーカー・ケーブルは名古屋のオーディオ店製。他にレコードスタビライザー。鉛板をブチルゴムとテフロンシートで包んだ手製の防振台。反響板は和箪笥の引き出し。
 CDプレーヤー以外ずいぶん古くに購入、製作。オーディオはすべて中級品。それで十分満足。
 午後、友だちと三嶋大社へ花見。八分咲き。やはり染井吉野は絢爛豪華。
 夕方、グラウンドワーク三島の理事・評議員会。この二年苦しかったが、四月からの来年度は明るい話題。やれやれ。
 http://www.gwmishima.jp/

 ネット、うろうろ。

《 キューバン焼き 》 中丸智司
https://twitter.com/nekonoakajita/status/1375776461097857030

《  指数関数を(ねずみ算を)理解したようです。 》 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1375523631401369602

《 一部の頓珍漢な人達を除き、怒りを表明しない人達も本当は「国民生活無視し憲法に背き法律違反を繰り返す政府の実態」に気づいてる。 だけど「逆らってもっと酷い目に遭うのを怖れてる」んデスよね。自然災害なら、それもアリかもデスが。(--) 》 エレクトレコード
https://twitter.com/erectrecord/status/1375526345636159489

《 奈良女に工学部ができるとTLで見かけたので確認したら,本当だった。 》 Hideki Kawahara: WAH (Work@Home)
https://twitter.com/hidekikawahara/status/1375320041604980737

『〈現実〉とは何か』八(閑人亭日録)

 西郷甲矢人(はやと)/田口茂『〈現実〉とは何か  数学・哲学から始まる世界像の転換』筑摩選書2019年初版、「附論 非可換確率論から合理性のより深い次元を探る 」を読んだ。

《 ここで、本文において述べた「非可換確率論」のエッセンスを思い出すならば、それは古典的な「確率空間」があらかじめ確定していないような非決定性をモデル化する ための確率論であった。すなわち、選択肢やその選ばれやすさの重みづけ自体が、「そもそもッ確定していない」という、きわめて強い意味で非決定論的な状況を扱うための 枠組みだったのである。 》 246-247頁

《 つまり複雑な状況において、(決して十分に根拠づけられているわけではない)信頼は、実際にある種の合理性を実現しうるのである。 》 248頁

《 少なくとも「社会」というこれだけ複雑なものがなおも高度に秩序化されている現象を見ると、そこに計算にもとづく合理性とは異なる「合理性」のモードがあると 考えざるをえない。非可換的確率論を考えてみれば、それがsルシュの一貫した「合理性」でありうるということは、十分に理解できる。 》 248頁

《 本書が見出したのは、「いまここ」での具体的な実践がただちに「自由」でもあるような思考のあり方であり、それこそが「現実」を考えること、そして「現実」の なかで考えることにほかならないということであった。 》 「あとがき」 263頁

 『〈現実〉とは何か  数学・哲学から始まる世界像の転換』、読了。知的興奮。いずれ再読しなくては。ふう。

 昼前、源兵衛川最上流部のヒメツルソバを抜く。見つけたものはすべて駆除。しばしお休みかな。軽く汗。
 スピーカー・コード(ケーブル)の器具の接触部分の銅線を布で磨く。音像が少し鮮明になった気がする。いや、鮮明になったわ。たまには磨かなくては。 レコードの音はいいねえ。

 ネット、うろうろ。

《 聖火よりも、ランナーよりも目立ってたのは先導するスポンサー車両のどんちゃん騒ぎ。大音量の音楽を響かせ、踊るわ、グッズを配るわ、 マスクをしていないDJがウェウェイ叫ぶわ。どこが復興五輪?どこがウィズコロナ?
  車両に隠されランナーが見えるのは少しだけ。 》 原田遼
https://twitter.com/N9kLtpthc9thCRP/status/1375030166880014336

《 チェルノブイリからスタートする復興五輪があったらどんな気持ちになるか。日本人は考えてみた方がいい。 》 yoshitsune
https://twitter.com/bluebird01010/status/1375091377302859786

《 怪談じみてきた聖火 》 so sora
https://twitter.com/sosorasora3/status/1375105872129454082

《 皆さん、想像してみて下さい。
  昭和20年敗戦の年に、ヘラヘラニヤニヤして街中を聖火ランナーが走ってるさまを。
  きっと、多数の人が石を投げつけた事でしょう。
  その時と令和の今と、何が違うのでしょうか?
  犠牲者の数?貧困者の数?それとも政治の在り方ですか?
  メディアは大政翼賛会ですよ。 》 けん
https://twitter.com/KSN1HybmjjiCMoQ/status/1374770116643094530

《 今回ではっきり理解できた事は、先の戦争もおそらく、こういう雰囲気の中、曖昧な国民感情の中で強行されたんだろうなという事です。
  日本が戦争を止めることができなかった事と、止められなかった理由がよく分かりました。
  人は流されてしまうんですね。 》 kazukazu721
https://twitter.com/kazukazu721/status/1375108717419499522

《 これほどインパール感満載のセリフを、21世紀になって聞くことになるとは。

  聖火リレー「始まったら、もうやめられない」 政府高官 - 東京オリンピック朝日新聞デジタル 》 石塚潤一
https://twitter.com/jishizuka/status/1374977873451180034

《 「五輪を目指してきたアスリートはどうなる?」と言われると中止を叫ぶトーンも下がるが、メダリスト有森裕子さんの見識に励まされる。「開催の理由に 選手やスポーツを言うのはやめて。社会ファーストです。ちゃんとした社会があってその下にスポーツや文化がある。オリンピッはそのひとつに過ぎない」 》  立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1374930224270303236

《 泡のように離合集散、「密」だった平成の現代美術 椹木野衣さんに聞く『平成美術』 》 じんぶん堂
https://book.asahi.com/jinbun/article/14295845

《 路上で殴られたアジア系女性に1億円の寄付集まる、人種差別との戦いに活用へ 米 》 cnn_co_jp
https://twitter.com/cnn_co_jp/status/1374969875261755404

《 静岡の公園にある遊具のレベルが高すぎる。 》 7
https://twitter.com/szna__/status/1375020177406889985

『〈現実〉とは何か』七(閑人亭日録)

 西郷甲矢人(はやと)/田口茂『〈現実〉とは何か  数学・哲学から始まる世界像の転換』筑摩選書2019年初版、「第五章 〈自由〉から現実を捉えなおす ─ 決定論から非可換確率論へ」後半を読んだ。

《 むしろ、量子レベルの現象と人間レベルの現象が十分に異なっていることを踏まえた上で、その間の「本質的な同じさ」の核心を捉えようとしているのである。 》  219頁

《 われわれが常に、そして時々刻々と新しく直面し続けるこの現実は、量子場のレベルから人間のレベルに至るまで、「問いがなければ答えがない」という構造=出来事に 貫かれているということである。 》 219-220頁

《 まとめるならば、非可換的確率論で記述できるような現象は、決して量子レベルの現象に限定されるわけではなく、むしろ現実の一般的なあり方により近いと考えられる。 そのなかのごく限定された現象だけに、古典的な確率論が成り立つ。 》 220頁

《 要するに、問いが変換されればそれにともなって答えも変換される。個々の答えそのものにこだわるということは、そこで見出される普遍性が限定されたものであると いうことに、気づいていないということである。 》 225-226

《 「問う」ということは、個別的で具体的でしかありえないとすでに述べたが、「問うこと」自身が自らに固着することなく、個別的で具体的なものとしての自らを消す 事によって、何らかの範囲で「何にでもあてはまる」ような普遍性が獲得される。 》 229頁

《 ここで言われている普遍性とは、固定的な枠組みであるより、まさしく動きそのものなのであって、むしろ固定的な枠組みとして見てしまった瞬間に、その普遍性は 失われるものなのである。 》 230頁

《 ある個別的で具体的な立脚点・出発点があり、しかもそこにこだわらずに、それとは異なる何かへと具体的に進むことにおいてのみ、「自由」と言いうるような事柄が 現れてくる。抽象的な「自由」とは自由でなく単なる無規定性である。 》 231頁

《 自由な実践とは、それが真に自由であるかぎり、ある具体的な場面における、誰かの実践であるほかない。 》 233頁

《 誰かが、何かを、付帯的に「言う」ことによってしか、現実の普遍的なあり方については、何も明らかになってこない。 》 234頁

《 「言う」ことは、個体的な私による具体的な実践であるほかないが、その不可避的な出発点が、その不可避性にもかかわらず、自らを絶対化せず、むしろ単なる一つの 出発点として、自らの特異性を置き換え可能性のなかに「消してゆく」のでなければならない。 》 235頁

 書き写していて、わかったような、やはりまだよくわからない、と実感。一般高齢者にはまずはそんなものだろう(慰める)。

 友だちと沼津市での個展のハシゴ。最後に見た竹井心さんの鉄道模型にハマった。庄司美術館二階で28日(日)まで催されている。
 https://twitter.com/lococoro
 急カーブの線路をゆるゆるゆくゆる~い速度がな、なんともいい~。初見だが、欲しい!と、久しぶりに物欲が湧いた。購入の予約をした。

 ネット、うろうろ。

《 本当に住みやすい街大賞2021in 静岡 一位 三島広小路 》 ARUHI
https://www.aruhi-corp.co.jp/cp/town_ranking/shizuoka/

《 フランスの暇すぎる書店の店員さんが考えた遊びが、とても文学的で素敵 》 IDEAFUL 嫉妬レベルの世界のアイデア
https://twitter.com/KENJIRO_SS/status/1374314853926498310

《 (訳)「雑誌お送り下すつてありがたう 拝読いたしました。大そう立派なものです。そのあとこの種のもの 矢つぎ早やに書くことをおす〱めいたします。 発表誌なければ、小生が知人に話してよろし。木々高太郎」 この、「この種」を清張が「本格」と誤読したため『点と線』が書かれた。歴史を変えた悪筆 》 新保博久
https://twitter.com/oldmanincorner/status/1374166050569211907

《 昔広島あたりでカーナビで岩の隙間抜けるようなありえない道に導かれたことあって

  あれは一体なんだったんだろう?
  夢だったんか…?って思ってたけど、今日答えを知った。岡山の羽山トンネルらしい

  物語が始まりそう… 》 ムギタロー ポエトリーラッパー
https://twitter.com/mugitaro_comics/status/1374356839018635269

《 今日、聖火リレーが予定通り始まると聞いて、「国力が違いすぎるのに、何がどうなっても日米開戦など絶対にありえない」と確信していた人たちの、昭和16年12月8日 朝の心境が理解できるようになりました。画像は『昭和16年夏の敗戦』から、日本必敗のシミュレーション結果が出たあとの東條英機の発言。 》 芦辺 拓
https://twitter.com/ashibetaku/status/1374860543501029378

《 大企業の法人税減税の穴埋めとして消費増税したのに、「社会保障のために消費増税が必要です」なんて嘘をつくのはやめて欲しい。

  #ふつうに暮らせる国を取り戻したい 》 大神ひろし
https://twitter.com/ppsh41_1945/status/1374352259232886788

《 今回の件に限らず、何かあるとやたらと出てくる「不快にさせた」「誤解を招いた」という、受け手の感情や能力を理由にして謝ってみせるの、もうやめないかな?  いきなり殴られて「痛いとは思わなかったけど、もし痛かったらごめん」て言われても、殴った理由も対策もわかんないままじゃん。 》 大矢博子
https://twitter.com/ohyeah1101/status/1374601294690676747

《 僕は授業中のドリンクはOKだけど、食事と調理を禁止している。出前もダメ。鍋物も禁止。ただし教室内の全員に配る準備があるならばその限りではない。 炊き出しが始まったら仕方がないので僕も並ぶ。 》 ursus
https://twitter.com/ursus21627082/status/1374707278478151688

《 弥山 ロープウェイ降りてからの登山が結構きつかったけどめちゃくちゃ良かった もののけ姫の岩山みたい 》 𝐊𝐮𝐫𝐨𝐬𝐚𝐰
https://twitter.com/mujina1985/status/1374594033327112192

『〈現実〉とは何か』六(閑人亭日録)

 西郷甲矢人(はやと)/田口茂『〈現実〉とは何か  数学・哲学から始まる世界像の転換』筑摩選書2019年初版、「第五章 〈自由〉から現実を捉えなおす ─ 決定論から非可換確率論へ」前半を読んだ。

《 本章ではこれまでの議論を踏まえ、いわゆる「決定論」についての考察を通して自由についてさらに掘り下げて考えるところから始めてみたい。それにより、自由が 現実の核心を成すということが、より鮮明に見えてくるだろう。 》 190頁

《 このように、科学における法則というものは、「同じさを設定すること」に依存している。そして、どのような同じさを選ぶかということに絶対的に必然的な規準は 存在していない。まさに非規準的な選択にもとづいて法則が立ち現れるのであって、その逆ではないのである。 》 192頁

《 われわれが主張するのは、「決定論を否定しても因果性を否定することにはならない。自由と因果性は両立するし、結びついている」ということだからである。 》 202頁

《 一切何も前提せずに、ゼロから始める絶対的に自由な自発的主体のようなものを想定しているわけではなく、多様な前提条件によって様々に規定されながら、しかも そのなかで自由の余地を失わないのがわれわれの現実のあり方であると考えている。 》 204頁

《 要するに、比較不可能な出来事の生起が、起こった途端に比較可能になり、他の出来事と並列され、一つの布置を形づくる。これをわれわれは「非規準的選択」と呼んだのだった。 》 206頁

《 非規準的選択とは、「自由に置く」ことだが、それによって置かれたものは、もはや自由に変えることはできない。何かを選ばなければ何も始まらないが、選んだ途端に、 何かが決まる。そこには秩序があり、それを勝手に変えることはできない。[中略]ここからすると、先に論じた「自由と依存」の関係は、まさしくこの一般構造の一つの 現われであるとということが見えてくるのである。 》 207頁

 朝、向かいの桜家でロケ。私は源兵衛川中流部、水の苑緑地下流ヒメツルソバを抜く。雷井戸へ移り、そこのヒメツルソバを抜く。井戸の水が注ぐ四の宮川の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。帰宅。汗~。ロケ隊は撤収中。

 ネット、うろうろ。

《 桜と雪のコラボ
  滅多に見れない自然の奇跡です 》 Hiroki.Nose
https://twitter.com/hirokingraphy/status/1373946372886388739

《 国民年金保険料 》 ポメラニ・アン
https://twitter.com/pomepomekillyou/status/1374291901029916677

《 河井元法相が選挙買収を認めたけれども、河井陣営に注ぎ込まれた1億5000万円のうち、1億2000万円は市民が負担している政党助成金。そして、その当選によって 追加の6000万円が更に政党助成金から自民党に支払われている。河井氏とパンケーキを頬張り、選挙応援をした菅義偉首相には必ず返却させるべき。 》 異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1374290582240075777

《 人間ならそうは書かんという書き順なのが本当によい。 》 電動工具
https://twitter.com/QueHouxo/status/1373929365080309768