雨でも歩く

 朝からの視察は雨で延期。雨でも歩いて美術館へ。午後は土砂降り。お散歩取り止め。

 昨夕、帰りがけに本屋で佐々木丸美「夢館」ブッキング2008年初版帯付を受け取る。これで味戸ケイコさんの表紙絵による佐々木丸美本十七冊全てを購入。

 毎日新聞昨夕刊一面風刺コラム「近時片々」は珍しく戯れ歌「国会閉幕、架空百人一首」。

 (僧正小沢、衆院解散を待ち焦がれて詠める)
「天つ風 福田の通い路 吹き閉じよ 落ち目の姿 しばしとどめん」

 (大臣(おとど)福田、不人気を省みて詠める)
「支持率よ 落ちなば落ちね 長引けば 忍ぶることに 慣れもこそする」

 本屋のカウンターからさらってきた小冊子「中公文庫読本」2008vol.1、松浦寿輝「本から本へ」
「『柳生忍法帖』など何冊か立て続けに再読し、風太郎師の文章の風格に比べるとやっぱり司馬遼太郎など数等落ちるな、などと不遜なことを考えているうちに、このサディズムとエロティシズムの絡み合いにはポーの影響があるのでは、とふと思いつく。」