國華の木版画にビックリ

 グラウンドワーク三島の視察のお手伝いをして、三十分遅れて開館。きょうは暑い。天気予報では曇天ときに雨。どこに雲がある? まあ、富士山は雲に隠れているけど。午後になって雲が出てきた。三島テレビ放送が取材。撮影クルー、マンガにはまる。「取材を忘れて楽しかったです」

 京都の古書店山崎書店のウェブサイトに「国華の図版について」が載っている。

≪この時期の國華の木版画には摺師の技に対するプライドが感じられる、それは真に田村鉄之助の驚くべき技術そのものにある≫

 K美術館には明治二十二年(1889年)の創刊号から150号までが揃っている。美術雑誌「国華」を初めて手にした方は一様にビックリされる。これが木版画?! あまりの精緻さに信じがたい表情をされる。明治後半から大正期にかけてが、木版画技術の絶頂期だったと思う。新参の写真に対抗意識をメラメラと燃やしていたから。……しかし、美術関係者からはこの雑誌に注目する声は聞こえてこない。貸本漫画時代の水木しげるのようだ。

 ネットの拾いもの。

≪外国人が一番ビックリするのは、地震と満員電車と児童販売機。

 児童販売機は俺もビックリだ。≫