貸本漫画家水木しげるの人気

 昨日来館された知人のブログに紹介された。午後、静岡新聞の取材。これはスゴイ! と仰天、そしてワクワク面白がっている。来館者はみな、黙々とマンガを読まれている。うーん、滅多に見られない光景だ。

 『彷書月刊』弘隆社1987年6月号の特集「貸本マンガの時代」、権藤普「白土三平の表現性」から。

≪貸本マンガの黄金時代は梶井純の『戦後の貸本文化』にも明らかなように六○年をはさむ前後一、二年のはずである。その黄金時代とは、もちろん質量ともにという意味においてであることはいうまでもない。≫

 その「1960年8月調べ」という「漫画家人気投票 ベスト13」なるランキングが、全日本貸本組合連合会によって発表されている。総投票数5275票で、「時代もの」「少女もの」「スリラー・アクション」の三分野に分けられている。「時代もの」では一位白土三平、二位平田弘史、三位社領系明、飛んで13位がつげ義春。「少女もの」では13位が楳図かずお。「スリラー・アクション」では一位さいとうたかお、二位佐藤まさあき、三位辰巳ヨシヒロ、飛んで九位桜井昌一水木しげるの名はどこにも見当たらない。人気がなかった。そんな水木マンガを桜井昌一だけは高く評価していた。『ゲゲゲの女房』での水木しげるの言葉がじいんと甦る。

 ネットの拾いもの。

≪入社2年目くらいの頃、

 苗字が変わったお局的な女子社員がいて、

 「○○さん、結婚したんですか?」って言ったら、

 「離婚したのよ!」って怒鳴られた。

 「結婚してたんですか?」って言ったら、余計に怒鳴られた。≫