朝、知人から電話。昨日の東京新聞に記事が載っていた、と。三十一歳の記者、美術館に一時間以上いたからなあ。きょうの静岡新聞朝刊にも記事。こちらも未見。
昨日午後、友だちに誘われて沼津市獅子浜にある、画家田村映ニ氏のお店 タムタムギャラリーへ行った。海辺にあるので、西日が細波に反射してなかなか美しい。いいロケーション。とてもいい画集だと、先だって安藤信哉画集をお買い上げくださったお礼を述べる。新作の夜の風景画が、作風がガラッと変わって大人の世界で、なかなか魅力的。ノスタルジーを掻きたてる杳(はる)かな異国 遠い昔といった印象。十九歳の時に描いた漫画を見せてくださる。つげ義春や水木しげる、林静一の影響が見える、なかなかの力作。山崎ハコはいいですねえ、と盛り上がる。友だちは世代が違うので置いてけぼり。話題にあがった林静一や赤瀬川原平の本などを美術館へ持ってくる。近々来館される時にお見せするつもり。
すやまたけし『火星の砂時計』サンリオ1988年初版を再読。六月に亡くなっていたとは。享年六十歳。
ネットのうなずき。
《 マックス・ウェーバーという社会学者は冷たく言い放っています。
「学問が生活の糧を得るためだけの職業としての学問になって久しい」》