「 コンピューター404の殺人 」

 E・D・ホック『コンピューター404の殺人』ハヤカワミステリ 文庫1980年初版を読んだ。1973年の作品。舞台は二十一世紀半ば。 アメリカとカナダは一緒になってアメリカ・カナダ合衆国になり、 ソ連(ロシア)と中国は露中共和国(ラソワ・チャイニーズ)に。

《 コンピューター検察局(CIB)の本部は、マンハッタンの 世界貿易センターの最上階にある。 》 12頁

《 「まだ本を読む人がいるのか」
  「わたしは読みます! そのあと、ビデオ・カセットに 夢中になりました」  》 28頁

《 二〇一八年に前のホワイト・ハウスが爆破されたため、 防弾装置を施したニュー・ホワイト・ハウスが建てられた のだが、 》 102頁

 ホックらしく、淡々と物語は進み、派手な襲撃場面も、彼の 描写では静かに進む。肩が張らず、気軽に読める大人のSF ミステリだ。山口雅也は『ミステリー倶楽部へ行こう』講談社 文庫2001年初版に書いている。

《 大団円の地下都市銃撃戦の後に暴露される真犯人の正体が、 またパルプ雑誌的で……涙々の大喝采。とにかく、性根の すわったプロが書いたもの、代金分は確実に楽しめる娯楽作と なっております。 》

 ネットの見聞。

《 イスラエルがここまで残忍でかつ強硬なのは、世界の国家が イスラエルに対して反撃できないことを知り抜いているからだ。 反撃のみならず、停戦の仲介さえ、できる国がない。今や、 国家主体には何も頼れない。非国家主体としての市民と、従来の 領域国民国家を超越する主体にのみ可能性は残されている。 》   masanorinaito

《 ガザ地区150km²、八王子市186km²。イスラエルが 攻撃しているのは国ではない、八王子よりも狭い地域なのだ。 世界地図で説明するから騙される。 》 藤岡真

《 ブリックスが(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ) がドルを介さないで取引のシステムを作ろうとしています。 イランはドル取引のためのシステム”スイフト”を停止 しました。 スイフトはドルを各国の口座に移動させるためのシステムです。 》  oioi

《 中国とロシアが両国間の取引でドルの使用を停止しました。 中国の国家主席基軸通貨としてのドルはもはや過去の物だ と 発言しました。ユタ州は金と銀を基本とした通貨を採用しました。 》  oioi

《 BRICS=ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの 5か国ですが、政治的に近い国である韓国、マレーシア、インド ネシア、トルコ、メキシコとG7からドイツが将来加わり、BRICS+ KMITMDと噂。G20の提唱者で主役です。 》 知足的隠遁者

《 中国、インド、ブラジル、南アフリカ、ロシアをまとめ、 BRICS開発銀行を立ち上げ。5年後には世界銀行IMFを超え、 参加国も50ヶ国になる。一方凋落する米国、イスラエル、日本の 三国同盟のパシリに喜ぶバカ安倍は、紛争・戦争で挽回をねらうが 無駄だ。 》 脱原発反戦の闘いはネットで進化する