「若いパルク」

 ポール・ヴァレリー四十六歳の出世作、長編詩「若いパルク」1917年を、『世界詩人全集 10 マラルメヴァレリー詩集』新潮社1969年初版の平井啓之・訳で 読んだ。性愛を知り初めた処女パルクの悪夢(ナイト・メア)と淫夢と目覚め。と、要約できようか。始めはおずおずと、次第に鼓動は早まり……ラヴェルの楽曲 『ボレロ』を思わせる展開。フランス語の朗読を耳にすれば、感興はずいぶん違うだろう。解説を読むと、感想は的外れではないようだ。

 今朝は-2.7度。年末寒波だ。PCの一次変換は年末カンパ。大晦日の帳尻かい。
 知人の車に同乗してブックオフ函南店へ。笹沢左保『セブン殺人事件』双葉文庫2016年4刷帯付、佐藤亜紀『モンティニーの狼男爵』光文社文庫2008年2刷、 矢崎存美『ドクターぶたぶた』光文社文庫2016年初版帯付、計324円。

 ネット、いろいろ。

《 某所で話したことだが、誰かとの縁を切りたいと思ったら絶対に愛想良くしたほうがいい。敵対心むき出しにするなどは下の下で、 一生恨まれる相手を作ることになりかねない。愛想良く、親切にふるまいながら距離を取るに限る。啖呵を切っても胸が空くのは一瞬だが、 円満に縁が切れれば一生の得だ。 》 杉江松恋
 https://twitter.com/from41tohomania/status/945923572198883328

 今年後半は様々な縁切りに遭遇した。昨日は「喧嘩売ってるのか!」と啖呵を切りたくなるのをガマンした。上記、よくわかる

《 世界で禁止を求める声が高まるモンサントの農薬グリホサート、日本政府はこっそり12月25日、最大400倍の大幅緩和を認める通達を出した。 グリホサートは発ガン性のみならず多数の疾患を生み出すと指摘される。反対の声を無視し、多国籍企業だけを利する政治が進む日本 》 INYAKU Tomoya 印鑰 智哉
 https://twitter.com/tomo_nada/status/945486978727870464

《 東電本店はメルトダウンを隠したのも海水注入を中止させたのも当時の総理であった私を含む官邸の政治家だと虚偽情報を流し続けました。 その虚偽情報に基づいて菅内閣に対する不信任案を自民党に出させた張本人が安倍現総理です。#安倍総理にも虚偽情報拡散 の責任はあります。 》 菅 直人
 https://twitter.com/NaotoKan/status/946194098913910785

《 三田村鳶魚の目からは異形でデタラメで不愉快きわまりなかった大正末期以降の時代小説、戦前派の漫画家にすればデッサンが狂ってて絵が動きすぎて やたら長大なのが許せなかった手塚漫画。その二つとも大好きな以上、僕らは今ある作品がいかに変チキでありえなく思えたとしても否定するわけにはいかない 》  芦辺 拓
 https://twitter.com/ashibetaku/status/945649372934451200