ヒト・シュタイエル『デューティーフリー・アート:課されるものなき芸術 星を覆う内戦時代のアート』フィルムアート社2021年初版、第十章「インターナショナル・ ディスコ・ラテン」を読んだ。辛辣にして的を射たウィットとユーモアの入り混じった、日本語ではなかなかお目にかかれない文章。
《 私の経験上、「正しい」英語を使った著述に期待されているのは、できる限り簡明で良識的であるということだ。そして信じがたいことだが、人々はそれを退屈ではなく 美点だと感じるのだ。美術について「正しい」英語で書かれたもののなれの果てが、コンテンポラリー・アートの標準的なレビューだ。そこでは、思慮を欠かぬよう過剰な 気づかいがなされ、なかには大英国立コーパスの規範に倣ってプレスリリースに手を加えて終わり、といった感じのものもある。 》 240頁
《 真に不足しているのは、美術界の言葉巧みなマネーロンダリングやポスト民主主義的なネズミ講システムを(どんな言語を使おうと)糾弾できて、それらの叙述を いとわない書き手だ。 》 241頁
《 インターナショナル・アート・イングリッシュは、コンテンポラリー・アートを有用化する上位一パーセントの富裕層たちに正当性を与えるが、まさに資本主義そのもの と同じ働きをみせる。要は、階級的、地理的な次元での流動性を可能にするという面も持っているのだ。この流動性に制限が加えられるとき、この言語の使い手は激しい 抵抗をみせたりもする。 》 243頁
《 イギリスとアメリカの企業化した大学組織は、教育分野の国際市場で一つの決定的な強みを持っている。それは、正しい英語スキルを提供する(そして、それを管理統制 する)という能力である。 》 244頁
第十一章「インターネットは死んでいるのか」を読んだ。いまだ私の関心の及んでいない事象が論じられている。
《 けれどもここで、接続外部(オフライン)に移行したインターネットの最終地点が見えてくる。(★19) 》 268頁
《 ★19 そしてそれは決して、データをもとにつくられた立体作品が画廊のホワイトキューブ空間で展示されるといった、抜き差しならない状況には至らない。 》 272頁
ネット、うろうろ。
《 マルチスピーシーズ人類学が暗示する「この先デザインが思考していくべき領域」とは?:奥野克巳×ソニーデザイン 》 WIRED
https://wired.jp/special/2021/design-vision-on-going-3-ws/
《 日本は移民受け入れ国となることを政府が決定。
こんな重要な事を国会で議論しないで決める国はない。無期限、家族帯同は「移民」という事。その前に、単身で5年、特定技能1で奉公しろというらしい
外国人就労「無期限」に 熟練者対象、農業など全分野: 日本経済新聞 》 masanorinaito
https://twitter.com/masanorinaito/status/1461128814356942852
《 日本の税金の無駄使いは信じられないレベルですよ。そして何より「特別会計」という巨大な隠蔽システムの存在。 》 m-take
https://twitter.com/takeonomado/status/1461174594836959237
《 ちなみに、ヨーロッパではオーストリア、スウェーデンを始めとして医療、学費が無料(または極めて安価)の国は多い。そう言うと税金ガーが多数湧いてきて、 国民の所得に対する総税額を比較しなきゃいけないのに、所得税や消費税だけの比較をし始める。 》 m-take
https://twitter.com/takeonomado/status/1461220703600975875
《 ワハハ「日本維新の会、初当選議員の10月分の文通費を党に寄付させることに決定」だってさ。まさかそんなオチじゃねえよなと思ったが、恥も外聞もなく本当に やりゃがった。「コロナ禍で困窮している人も多く」てなこと言ってたはずだが、党に入れたんじゃ単なる上納金じゃねえかよ。少しは正体を隠せ。 》 立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1461540279291617280
《 共産党の辰巳孝太郎前参院議員も指摘していたけれども、維新が8700万円にも及ぶ政党助成金を「なんば維新」なるダミー団体を通じて還流していた件。 5年が経っているが維新は煙に巻いたまま今に至っている。何度も言うように市民の思想良心の自由を無視して巻き上げられている政党助成金こそ問題。 》 異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1461120367741734916