『100杯目の水割り』再読(閑人亭日録)

 東君平『100杯目の水割り』講談社文庫1979年7月15日第1刷を再読。短文のエッセイの題は「○○さんち」。文筆家、画家から市井の人たちの人物スケッチ集。 最初が写真家の土門拳「土門さんち」。「三島さんち」は三島由紀夫宅へ訪問したときのこと。

《 講談社の出版物の装幀の仕事をしていた頃に三島さんの「愛の疾走」という本の箱の部分を僕が編集部から依頼されて飾った。
  中身は女性雑誌に連載されていたものをまとめたものということだったので、どうせ女の読むものと生意気にも僕は僕は考えて一行も読まなかった。
  僕がその時に書いた絵は八ツ手の葉っぱが画面の右上から斜めにザーッといった感じでたれ下っている図柄で著者もその絵を気にって下さって編集部の人を通して 僕のところへあの絵を呉れと云ってこられた。 》 52頁

《 「おう、なるほど、やっぱり原画は奇麗だな」 》 54頁

 本棚から『愛の疾走』講談社1963年1月20日第1刷発行を取り出す。箱の装幀を気に入って購入したもの。「装幀 東 君平」。未読。
 https://www.book-komiyama.co.jp/booklist_detail.php?item_id=79782

《 もう家の中はすっかり夜の顔。皆さんの顔も夜の顔でテレビに映る来日中のエリザベス女王陛下の画面に見いっている。 》 103頁

《 僕もその気になって万年筆を取り出すと、”展也君、 一九七五 五 東 君平”といった具合に見返しの所へ書いてしまった。 》 104頁

 彼がサインをした本は『魔法t使いのおともだち』。手元の東君平『白と黒のうた 二十一歳』サンリオ一九七五年五月十日初版には見返しにペンで絵とサイン。

《 顔馴染みの酒呑み場も出来たし有料道路の料金所のおじさんとも親しく口を利く仲になった。 》 152頁

 料金所の人が美人だったら・・・大渋滞だな。
 東君平はもっと評価されるべきと思う。
 https://www.docca.net/kunpei/

 ネット、うろうろ。

《 この今から6-7000年前の磨製石器、もはやオーパーツ。現代人が荒野に投げ出されて、これを作りだせる?この曲面やテクスチャに対する感性はもはや サバン症候群レベルの天才なのでは?石と対話し、地球と対話し、宇宙と自分と対話しない限り、こんなの、作れる訳がない。 》 m-take
https://twitter.com/takeonomado/status/1574894799794085890

《 おそらく千時間以上をかけてますから、当時の寿命では生命の生写しとでもいうべき芸術ですね。この曲面を感じるセンスとか理解不能なレベルです。 》 m-take https://twitter.com/takeonomado/status/1575025739472437249

《 国葬と言うより、パイプ椅子葬😆 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1574709267613233152

《 16億だから、まさか椅子がパイプ椅子ということはないだろうと思っていましたけど。 》 内田樹
https://twitter.com/levinassien/status/1574931139466530817

《 >日本国は、あなたというかけがえのないリーダーをいただいたからこそ、特定秘密保護法、一連の平和安全法制、改正組織犯罪処罰法など、難しかった法案を、 すべて成立させることができ

  げんなり😩
  主語は”日本国”でなく”自民党”でしょう。自民党は、日本国ではない。一連の安保法制は、違憲ですし。 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1574843185565937664

《 日本と同じく少子化にありながら、その貴重な若年世代を無意味な戦争で大量にすり潰す壮大な社会実験をロシアが今からやろうとしてるので、 もうベビーブームも来ない社会で若年者をすり減らすことが何を招くか、今後十年単位で要注目。 》 Af
https://twitter.com/Sz73B/status/1574589158286192640