味戸ケイコ個展(閑人亭日録)

 昼前、東京へ。味戸ケイコ個展「─ここにいるひかり─」(スパン・アート・ギャラリー)へ友だちと行く。
 https://span-art.com/exhibition/2022/202205_ajitokeiko.html
 味戸さんはまだいらっしゃらない。ゆっくりと鑑賞。近くのカフェの木陰で一休み。戻ると味戸さんはファンの方と談笑中。静かにぐるっと見てまわる。ファンが退出。 味戸さんにご挨拶。それから今回の展示作品の感想を述べる。案内葉書ではなく、幾筋もの静かに流れ落ちる滝を背景に、川の浅瀬のせせらぎに少女が素足で立っている絵に注目。川底には小さな石ころがびっしり。膝までだろうか、水の中の足と石ころの表現がじつにいい。清冽な水の透明感もさり気なく、見事に表現されている。 清冽な水をこれほどに表現した絵を、私の管見では知らない。源兵衛川に素足で入った体験がさっと蘇る。その絵はリアルというわけではない。しかし、その絵が水の冷たい感触をすっと喚起したということは、その絵の発するリアリティの力だろう。そして少女の表情とやや乱れた髪。これはいい。いや、これもいい、と言うべきか。 この絵には赤丸が付いていなかった。これが一番の不思議。といって私は買わない。もはや買うような歳ではない。

 昨日の記事の補遺。田村隆一『詩人の旅』中公文庫1991年9月10日発行に、北一明(下平昭一)が出ている。

《 八月二十三日の夜は、時又(ときまた)の灯籠流しで、飯田市の下平君(宗左近の大学の教え子)にさそわれて見にでかけた。 》 「伊那」83頁

 文章は続くが省略。初出『信濃毎日新聞』昭和三十六年八月。

 ネット、うろうろ。

《 【随時更新中】令和4年度・源兵衛川のゲンジボタル観察記録 》 グラウンドワーク三島
http://www.gwmishima.jp/modules/information/index.php?lid=2310&cid=37

《 三鴨教授の「(感染拡大とそれに伴う死者や後遺症)を受け入れる国民の勇気」は橋下氏の「社会経済活動正常化のためのリスクの許容」と呼応するわけです。

  こうして正常な考えを持つ人の精神を削りに来ていますが(医学部の教授までが!)、彼らは間違っています。
  動揺しすぎずに立ち向かいましょう。 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1523592944057741313

《 社会のために、一定の犠牲はしかたない、受けいれろ、と。
  原発関連もそんな感じなんじゃ。
  て、ずっとこうよね。
  戦後だって、公害の頃からずっと同じ 》 so sora
https://twitter.com/sosorasora3/status/1523816054912593920

《 安倍元首相ってコロナの分類について何か権限あるの? 》 町山智浩
https://twitter.com/TomoMachi/status/1523889874150993920

《 馬鹿の平常運転。

  「日銀は政府の子会社」 自民・安倍氏(時事通信) 》 津原泰水(やすみ)
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1523690540960989185