『おれがあいつであいつがおれで』(閑人亭日録)

 山中恒(ひさし)『おれがあいつであいつがおれで旺文社文庫1991年重版を読んだ。これは面白い! 傑作だろう。大林宣彦の解説冒頭。

《 この物語は、そもそもが旺文社の学習雑誌「小6時代」に、一九七九年の四月号から、一年間にわたって連載されたものである。
  そのことを後になって知ったぼくは、ギャアッ! と大声をあげて、ひっくり返ってしまった。それはそうだろう。こんなへんてこりんな、とんでもない物語を、 小学生のうちに読まされてしまったら、その子供は、それから先の人生を、いったいどんなふうに歩んでいくのだろう? 》

 だなあ。今読んで正解。映画『転校生』は知らないが、加藤茶志村けんが二人に重なって、大笑いしながら読んだ。最高。

 ネット、うろうろ。

《 今日起きている様々な変化に共通することのひとつは、「損をしたくない」という行動原理の強まり、だと思っている。 他人に対しても、あなたは損をするべきではないと介入するのが強まっている。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1534341853868601344

《 損をしたくないのは当たり前ではないか、と思うだろうか。当たり前ではない。人類学的に見て、損が得になるという複雑な構造もあるし、 そもそも大きく言って何らかの損をしない人生などありえない。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1534342572340301824

《 なぜ日本の労働者はこんなにも理不尽に耐えているのだろう。そしてなぜ日本の労働者は、その理不尽を政治への怒りではなく自虐ネタにして開陳してイイネを貰って 溜飲を下げているのだろう。なぜ闘わないのだろう。なぜ理不尽を破壊しようとせず、ニヤニヤ笑って苦役に従事するのだろう。理解不能である 》 古谷経衡
https://twitter.com/aniotahosyu/status/1534078816867389441

《 三流腐敗国は、政治権力者が腐敗堕落しても、その国のメディアが批判しないことによって初めて成立する。

  「報道の自由度ランキング」は、三流腐敗国への転落状況を知る指標としても使える。

  いつ日本が三流腐敗国への道を歩み出したか。いつ日本のメディアが堕落したか。 》 山崎 雅弘
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1534151726886191105

《 参院選で与党が圧勝したら、こんな理不尽な話はさらに日常茶飯事になりますよ。

  消費税20%を家計は受け入れるとか、軍事費増大を家計は許すとか、核兵器所有を国民は望んでるとか。

  何でも言いたい放題になるのです。 》 Dr.ナイフ💙💛
https://twitter.com/knife900/status/1533945093199372288

《 頼りがいがあって信頼できて素晴らしい政治ができる人に…と考えたら難しくなっちゃうけど、とりあえず議会で自分が気になる政策について与党に反対する議員を 増やせばいいのではないかな。参議院なんて与党少数でねじれたっていい。そうしたら好き勝手できなくなる(と思う)。 》 kom
https://twitter.com/ko_mutsuki/status/1534129440510251008

《 「何のために首相になったのか、しっかり考えて行きたい」 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1534336568303169536