『ジオサイコロジー』二(閑人亭日録)

 中沢新一✕河合俊雄『ジオサイコロジー 聖地の層構造とこころの古層』創元社 二○二二年一二月二十日 第一版第一刷発行、河合俊雄「第二部 聖地の層構造とこころの古層」を読んだ。

《 こころには、象徴では理解できないような「こころの古層」がある、ということなんです。日本人は、そうした「こころの古層」を保っているという意味では、けっこう変わっているなあと思いますし、珍しいのではないかと思います。 》 70頁

《 そういうことから考えていくと、「循環か増殖か」という視点からしても、日本のこころでは「前宗教」というこころの古層が基本ではないか。これは、増殖していくこころではない形、また異類婚によって循環するのではない形を、「去って行く美しさ」という美的なものとして描いているところが特徴ではないか。 》 85頁

《 日本では、交じり合って古層が残っていったということが、倭人縄文人の間の関係でもわかります。新しいものが入ってきても、古層が失われない。何か思考の柔軟さという古層がある。そのようにして、こころの古層が変わらず、聖地や象徴以前の直接性というものが現在に至るまで残っているというのが、日本人の特徴だと思います。 》 87頁

《 そういう意味で、われわれ日本人は、けっこう象徴以前の世界を生きているのではないかと思います。 》 90頁

《 ところが、「こころの古層」をキープしている日本人は、象徴的意味に包まれているどころか、まだ象徴以前の聖地に包まれているところがあるのではないかなと思います。そこに、すごいギャップがあります。 》 94頁

 昼過ぎ、源兵衛川上流、蓮馨寺墓地横の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。やや重くなって終了。帰宅。汗ばむ。

 ネット、うろうろ。

《 なんかでかいツリーあるなと思って見に行ったらヤクルトだった 》 階段巡りツイッター
https://twitter.com/kaidanmeguri/status/1618936930644922368

《 今年の6月が期限だからね 》 プルト
https://twitter.com/Plutokun_Bot/status/1618802967255355395

《 #鈴木邦男 さん、死去の報。修羅場をくぐり抜けてきた人のみの持つ、やさしさに満ちあふれていた。左右のイデオロギーじゃない。人としての価値の大切さを教えてくれた。言うべきことはきちんと言い、柔らかくあたたかい空気がその周囲には漂っていた。好きだったなあ、鈴木さん。ご冥福をお祈りします 》 中森明夫☆新作小説「TRY48」
https://twitter.com/a_i_jp/status/1618899132370022405

《 鈴木邦男さんは会うたびに、このことを言っていた。この国の問題点を語ると、なぜか「反日」と言われると。

  「『国のため』とか『私は愛国者』とか声高に言う人は偽物だと思いますよ。そういうのは、心の中で思っていればいい。行動を見て、周りが判断すればいいのです」 武田砂鉄
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1618931312290828289

《 北海道の歴史を全く理解していないツイートが蔓延しているようです。縄文時代アイヌ文化期には1200年の差異があり、その間に続縄文~擦文と変化している。北海道に国家の支配権が及ぶのは安土桃山時代でありしかも道南の一部の地域のみ。blogやtwitterで広言する前に歴史を学んだほうが良いかと。 》 YoshiHR
https://twitter.com/YoshiHR2/status/1618629761412263936

《 #空港検疫をPCRに戻して下さい のツイデモに反応したかのように、2021年冬、NHKやテレ朝などのマスコミが「(空港検疫で行われている)抗原定量検査はPCR検査と同等」という嘘を放送したのも酷かったですが。

  今、NHKをはじめ地上波が垂れ流している「コロナがインフル並み」というのは、嘘ですから。 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1619062646615199751