『唯識・華厳・空海・西田』再読二(閑人亭日録)

 竹村牧男『唯識・華厳・空海・西田』青土社2021年4月30日第1刷発行を少し再読。

《 先取りして言えば、唯識の識とは、物でないことはもちろん、物に対する心なのでもなく、いわば事そのものなのである。唯識とは、唯事ということにもほかならず、まさに事的世界観を描いているものなのである。 》 第一章 唯識の哲学(一) 29頁

《 心は、心の中に対象面を有して、しかもそれを見ているものなのであり、そこに対象面と主観面の双方が存在しているものなのである。それは、種々の色が見えている事実の一つの表現でもあり、すなわち事そのものでもあるわけである。
  唯識思想で説く識とは、まさにそのようなもので、一つの識の中に、対象面と主観面とを有したものをいう。術語でいえば、一つの識にはその内部に、相分と見分とが存在しているのである。 》 同 30頁

《 しかし唯識思想では、まさに唯識というのであるから、外界の実在は認めない。 》 同 31頁

《 ここにはまず、物と心(世界と主観)が対峙していて、その心が物を感覚・知覚するという構図はない。いわば心の中に身体と環境が維持されていて、そこにおいて見たり聞いたりがなされているというのである。 》 同 35頁

《 心の中に身体と環境が維持されているとは、なかなか領納しにくいところであろう。 》 同 36頁

 午前、歯の定期健診。よく磨けていると女医さんから褒められる。あなたに褒められたくて。
 午後、今年初めて西日の当たる書斎の冷房を稼動。29度で涼しい。しかし、読書は進まず。拙速を避ける。(言い訳)。
 夕刻、友だちに誘われ、冷やしラーメンを賞味。初めての味。これはいい。

 ネット、うろうろ。

《 「音楽の力」は
  僕、一番嫌いな言葉なんですよ。

  ──坂本龍一
  https://asahi.com/special/sakamoto-ryuichi/?iref=sp_dspebox_n_01

  「アートを社会に活かす」は
  僕も、すごく嫌いな言葉です。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1673945699908730880

《 国内最大、最古級の「水銀朱」生産拠点、縄文後期の加茂宮ノ前遺跡 》 徳島南部ライフサポートセンター
http://www.lsc-nanbu.com/nanbu-news/7345/

《 『世界で最も高給取り』なのが日本の国会議員。
  年間4500万円は、欧米の実に3倍近い。

  それなのに、質問は台本ありきで、自分に関係の無い議員は居眠り三昧。世界中に恥ずかしいです。

  真剣に質問している野党議員の向こうで、ニヤニヤしている閣僚の姿を見ると、頭に来ますよね。 》 ongen mania
https://twitter.com/ongen_mania/status/1673797268334608384

《 「能力が無くても閣僚になれる」が一番の問題かも😰 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1673500195559211009