『唯識・華厳・空海・西田』再読五(閑人亭日録)


 竹村牧夫『唯識・華厳・空海・西田』青土社2021年4月30日第1刷発行を少し再読。

《 唯識思想においては、我執と法執、もしくは煩悩障と所智障を退治・滅尽して、大涅槃(無住処涅槃)と大菩薩(四智)を完成させ、自利利他円満の自己を実現することを究極の目標とするのであった。(引用者・略)我々の無明・煩悩のはたらきは、ただ知的了解のみではなかなかに断たれないのが実情で、やはり具体的な仏道の実践が必要となるのである。そのことは修道論(しゅどうろん)として体系化されて我々に示されている。 》 第二章 唯識の哲学(二) 67-68頁

 「第二章 唯識の哲学(二) 仏の本質と仏道の核心」を読了。引用しようとすると、えらく長くなってしまう。お手上げ。今回もよくわからない。再読でわかるようなら秀才だ。