堤未果『堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法』幻冬舎新書二〇二三年五月三十日 第一冊刷発行、「第2章 命につけられる値札──コロナショック・ドクトリン」を読んだ。
《 世界が絶賛する、「いつでもどこでも誰でも、分け隔てなく標準レベルの治療が安価で受けられる」国民皆保険制度は、大切な日本の宝物。 》 168頁
《 けれど私たちにとっての誇るべきこの制度、「今だけカネだけ自分だけ」の強欲集団にとっては喉から手が出るほど欲しいマネーマシンです。 》 168頁
《 ファイザーとモデルナのワクチンを大量購入してくれている日本政府は今回もその期待を裏切らず、政府とメディアは最初から一貫してワクチン接種を奨励し続けてきました。 》 185頁
《 売り抜けたほうは笑いが止まりませんが、アメリカに言われるがまま爆買いしすぎた日本では、有効期限切れになったコロナワクチンが大量に捨てられています。
2023年2月にも、厚労省が約4610回分のコロナワクチンを廃棄したことが、ひっそりと新聞に載っていました。 》 190頁
《 Facebookは、ファクトチェックの名の下に投稿の検閲を実施。新型コロナウイルスワクチンに否定的な情報を広めたとして、数百のアカウントを削除したことを発表しました。Google傘下の動画サイトYouTubeは、新型コロナウイルスに関して、WHOの発信している内容と矛盾する内容や、ワクチンに否定的な内容や、ワクチンに否定的なコンテンツをすべて禁止し始めました。 》 192頁
《 まだ治験中の薬剤を奨励する以上、政府は安全だと言い続けるだけでなく、徹底した情報公開と予防原則、現場の声に誠実に向き合うべきでしょう。 》 211頁
全頁転載したいくらい。コロナウイルス報道には振り回されたから。これを読むといかに日本政府が駄目か、あらためて痛感。
「第3章 脱炭素ユートピアの先にあるディストピア」を読んだ。
《 孫正義氏は、菅総理と会食を繰り返しつつ、太陽光パネルを最速で全国に普及させるべく、都道府県などの首長にもアプローチを開始しました。 》 243頁
《 そう、世界で最も温室効果ガスを出しているのは各国の軍隊。ダントツの1位は、脱炭素政策の旗振り役であるアメリカの国防総省です。空軍の燃料費だけで年間50億ドルですから、推して知るべしですね。 》 272頁
堤未果『堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法』幻冬舎新書、読了。すごい。陰謀論ではない。事実なのだ、これは良書だ。ぼーっとしていたオツムがなんか覚醒した・・・気分。