サンリオ・ギフト・ブック(閑人亭日録)

 1970年代のサンリオ・ギフト・ブックを卓上に並べてみた。64冊。もっていない本があと数冊あるが、別に欲しい本でもない。同時期ではギフト・ブックの他にギフト文庫がある。こちらは26冊。完集かも。ギフト・ブックは薄い本で、本文には多色刷りの挿絵。ギフト文庫は本文の挿絵は白黒で、ページ数が多い。好みはギフト文庫のほう。まあ、どちらも文庫版でハードカバー仕様なのに惹かれた。初めて買ったのは、内藤ルネ『幻想西洋人形館』1974年10月25日初版発行。ページ数は他の本と同じ47頁。ご近所の本屋で何気なく手にして安藤紀夫の写真にくぎ付け。即購入。450円。思い返せば、新刊で買ったギフト・ブック、ギフト文庫は、他には味戸ケイコさんが表紙や挿絵を描いている本だけ。いやあ、シビアだったなあ。
 サンリオの前身、山梨シルクセンター出版部から出たギフト・ブックシリーズの岩谷時子『あなたのために』1970年12月20日初版は300円。同じく、やなせ・たかし『希望の詩集』1972年9月10日初版発行は、350円。内藤ルネ『幻想西洋人形館』は450円。1970年は300円、1972年は350円、1974年は450円。気になって他を調べた。水野英子『12月のソルベーグ』1976年12月30日初版発行は350円。ページ数は46頁でほぼ同じ。やなせ・たかし『わかれのうた』1977年7月5日初版発行は350円。ページ数は46頁。わからんわ。
 ついでに。(株)山梨シルクセンターセンター出版部から出ていたヤマナシ・ミニブックシリーズの一冊、やなせ・たかし『愛の絵本』箱入 昭和四十三年(1968年)二月二十日印刷 三月一日発行は、180円。
 ぱらぱらと見ていて発見。やなせ・たかし『希望の詩集』の異同。山梨シルクセンターセンター出版部から出た『希望の詩集』1972年9月10日初版発行は、右開き、縦書き。株式会社サンリオから出た『新装版・希望の詩集』1976年9月10日初版発行は、左開き、横書き。表紙の絵も挿絵も違う。しかし、どちらも350円。トリビアな話題だ。

 二軒の古本屋にネット注文した二冊の本、千百円と五百円が、売り切れと表記間違いでキャンセルに。そんなこともある。が、こんなことは初めて。世の中、未経験のことがまだまだあるわ。経験豊富なのは失恋くらいか、心の傷の数では誰にも引けを取らない自信・・・。