『普賢菩薩畫像(絹本着色)』(閑人亭日録)

 天気情報は”晴れ”なのに現状は曇天。ぱらぱらと小雨がありそうな重い雲。寒々とした陽気。外出する気にはなれんなあ。で、編輯兼發行者 田島志一 發行所日本佛教眞美協會『真美大観 第八册』明治三十五(1902)年十一月廿五日發行を開く。『普賢菩薩畫像(絹本着色) 筆者不明』東京帝室博物館蔵が目に飛び込んでくる。実物は未見。いつか見たい作品。解説より。

《 藤原時代は文化隆盛の頂點に達し、月卿雲客、貴嬪才媛相競ふて心を翰墨の間に遣り、花に咏じ、月に咏じ、風流韻事を以て唯一の能事と為せし時なりしかば、其好尚はやがて繪畫の上にも影響し、一般の畫風極めて優美高雅の趣を呈せり、而して茲に出せる普賢菩薩の畫像は、實に當代畫風の最優最美なる標本とも云ふ可き逸品なり、蓋し當代の繪畫は概して筆致繊細、設色艶麗なりと雖も、此畫像の如く繊細精美を極め、高雅優美の趣に富めるものは殆ど稀なり、(引用者・略)眞に菩薩の本願功徳を表現して餘蘊なきものに至りては、此畫を以て其第一位に置かざるべ可らざるなり 》

 いつも思うのけど、こういう文章は書いてみたいが、到底書けない。なので書き写す。

 夕方、グラウンドワーク三島事務所で能登半島地震援助を話し合う。阪神淡路大地震東日本大震災そして熊本地震での救援活動の経験をもとに、被災地と密に情報を交換して行動する。

《 志賀原発で想定超える揺れの強さ 1、2号機とも福島事故前の設定の甘さ露呈 核燃料冷却など安全は確保 》 東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/301921