2016-08-20から1日間の記事一覧

「水の呼吸」

昨日話題の竹西寛子『水の断章』、「突堤の春」。敗戦の翌年、著者は宮島線沿線にある海に突き出た細長い突堤へ 級友とよく行った。 《 堤に寄せては返す波の音が、音というよりも水の呼吸のように感じられてくる。 》 「突堤の春」120頁 《 時間によっては…