静岡県立美術館

 朝いつもの時間に家を出て、きょうは各駅停車でJR草薙駅へ。そこからバスに乗り静岡県立美術館で下車。運賃は三島駅草薙駅が950円。バス代は100円。ここは初めて。早く着いたので周囲の鬱蒼とした林の道を散策。林間を吹き抜ける風が心地よい。隣の中央図書館へまず入り、開架書庫を探検。分厚い個人ミステリ全集が何冊も並んでいる。目に毒。富田常雄直木賞作「刺青」を読む。男を目で殺す十八娘もいるが、彼女は乳房にかかる蜘蛛の刺青で男心を殺す。たまらんわあ。
 県立美術館では画家の中村宏の講演を聴く。虹の美術館の元・館長からのお誘い。「虹の美術館」展のついでに「ヴェネツィア展」も招待券をもらっているので観る。ま、他人様には1200円払っても観たほうがいいとは勧められない。
 草薙駅でバスを降りたところ、グラウンドワーク三島の事務局員の女性にバッタリ。お互いに!? 彼女は一瞬三島かと思ったと。自宅へのバスを待っているところだった。三島駅を降りたら、グラウンドワーク三島の理事長にバッタリ。きょうは何だろう?と思いながら歩いていたら、知人の彫刻家にバッタリ。屋台の風鈴売りからも挨拶される。イケナイことはできないわ。
 午後六時過ぎ帰宅したら、河出書房から「KAWADE 道の手帖 中井英夫」が届いていた。私が短文を寄せているので。