読書再び

 秋だ読書だ、と意気込まなくても自然と本に手が伸びる。ニ箇月あまり中断していたドストエフスキー「カラマゾーフの兄弟」原卓也訳を再び読み始める。第三部。村上春樹は、「グレート・ギャツビー中央公論新社2006年の「訳者あとがき」で書いている。
「もし『これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本をあげろ』と言われたら、考えるまでもなく答えは決まっている。この『グレート・ギャツビー』と、ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟』と、レイモンド・チャンドラーロング・グッドバイ』である。」
 こう書かれては村上春樹ファンなら「カラマーゾフの兄弟」を読むしかないだろう。私は村上春樹ファンではないし、この発言を知る前に再読を始めた。と、しっかり書いておかなくては。

 本屋で「きょうの料理」10月号を買うついでに(こっちのほうが欲しかった)「角川文庫解説2007」をもらう。何があるかな、ではなく、何が品切れ・絶版なのかを知りたい。と思ったけど、面倒。