2月 4日(月) 休館日

 お昼前にブックオフ函南店へ自転車で行く。一月ぶりだ。矢崎存美「ぶたぶた」廣済堂出版1998年初版帯付、三遊亭円朝「塩原多助一代記」岩波文庫2007年5刷、武田雅哉蒼頡(そうけつ)たちの宴」ちくま学芸文庫1998年初版、根本敬「亀の頭のスープ」河出文庫1996年初版、ケン・フォレット「大聖堂(上・中・下)」SB文庫2006年2刷2005年初版2005年初版、計730円。
 根本敬「亀の頭のスープ」は醜褸(シュール)稀狸頭夢(レアリズム)だな。しかし、その名が他の著作に結びつかなかった根本敬。手元のCD「スナッキーで踊ろう 幻の名盤解放歌集*日本コロムビア編」ブルース・インターアクションズ1992年の編集・解説と結びつかなかった。このCDがまたスゴイことになっていて、心身に効きすぎる。海道はじめ・スナッキーガールズ「スナッキーで踊ろう」、マリア四郎「もだえ」「恋の吹きだまり」といった聴く前から身体が脱力していきそうな歌ばかり。「スナッキーで踊ろう」の根本敬のコメント。
「地底温泉のいい湯加減に顎迄漬かって自慢の喉から飛び出した唄は日本歌謡史のブラックホールとは海道沸騰。」
 「もだえ」。
「まるで去勢手術を受けた具志堅用高がペニス型マイク片手に癲癇の発作を起こしつつ悶絶的熱唱した如く。」
 根本敬と上記「蒼頡たちの宴」武田雅哉はともに1958年生まれ。異才たちがこの年に集中している気がする。
 ケン・フォレット「大聖堂」は、「この文庫がすごい!1997年版」の「自分の作品にしたいくらい好きな文庫3冊」で佐々木譲があげていたもの。やっと入手。絶版の新潮文庫に替わってSB文庫で出ているとは知らなかった。

 午後は源兵衛川中流で三島梅花藻の手入れ。水量が減って葉っぱに付着した汚れを四人で手でさすって落とす。一時間ほどで終了。やれやれ。