2月22日(月) 休館日

 昨日の地下通路脇の竹林からイギリスのSF作家J・G・バラードの小説「コンクリートの島」を連想。高架の高速道路を走行していた車が転落、高速道路に囲まれた高架下の誰からも注意を払われない土地=島からの脱出を試みる話。密生した竹林を思うと、ぞっとする。

 暖かな陽気に誘われてブックオフ函南店へ自転車で行く。津原泰水(やすみ)「ブラバン」バジリコ2007年7刷帯付、山田正紀「贋作ゲーム」扶桑社文庫2008年初版、フィリップ・K・ディック「高い城の男」ハヤカワ文庫1990年12刷、計315 円。帰り道、源兵衛川の終着、中郷(なかざと)温水池が浚渫中。干上がったヴェネツィアのよう。今しか見られない風景を持参のアナログカメラで撮影。