『空間の経験』四(閑人亭日録)

 イーフー・トゥアン『空間の経験』ちくま学芸文庫1993年初版を少し読んだ。

《 文学は、われわれが気づかずに過ごしてしまうかもしれない経験の領域に注目する。彫像は、その物理的な存在感によって場所の感覚を生みだす力をもっている。 》  「12 可視性──場所の創造」 290頁

《 時の経過とともに、ほとんどの公的な象徴は場所としての地位を失って、ただ空間をふさいでいるだけのものになるのである。 》 「12 可視性──場所の創造」  294頁

《 ある地域の評判は、その土地の住人たちの宣伝によるよりも、外部の集団の宣伝による方が遥かに大きいと思われる。 》 「12 可視性──場所の創造」 306頁

 昼前、源兵衛川中流、三石神社横の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。短時間で重くなるとは。帰宅。軽く汗。
 午後1時、源兵衛川などを研究している筑波大学院生が来訪。彼を連れて源兵衛川最下流部へ。中郷用水組合の人たちと川の管理についての打ち合わせに立ち会う。その後 自宅へ。質疑応答の後は歓談。千葉雅也『現代思想入門』講談社現代新書2022年3月30日2刷帯付を贈呈。買おうと思っていました、と喜ばれる。よかった。

 ネット、うろうろ。

《 隕石のなんらかの関与がますます確かなものになった。「生命の設計図として機能するDNAやRNAに使われているアデニンやチミン、それにウラシルなど合わせて 5種類の核酸塩基と呼ばれる物質すべてが検出された」 》 森岡正博
https://twitter.com/Sukuitohananika/status/1519146005387972608

《 ヒロヒトが枢軸国の三大巨頭の一人であったのは歴史的事実なのでそれの都合のなにが悪いのかよくわからんが、今の日本政府が「20世紀初頭の日本は全体主義では なかった」と公式見解を述べるのは今の世界では目下のロシアのプロパガンダ並みのレベルに相当するので明白に都合が悪い。 》 kmiura
https://twitter.com/kmiura/status/1518834914522718209

《 安倍政権下で、一体どれだけの「法の悪用と抜け穴の利用」が行われてきたか。沖縄の辺野古基地建設強行だけでも何重もの「法の悪用と抜け穴の利用」が行われた。 赤木さん裁判の「認諾」もそう。細かい事例まで挙げればきりがない。内閣法制局長官など、国民に奉仕する国家公務員がそれに加担している。 》 山崎 雅弘
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1518914198121893893

《 イスラエルで3年半仕事していた時に、パレスチナでのJICAの病院建設プロジェクトの事を知った。正に先人の偉業と呼べるとレベル。スリランカの防波堤プロジェクトも 。相手の国で世代を超えて語り継がれ、感謝されるような仕事をしている先人がいる事を誇りに思う。 》 m-take
https://twitter.com/takeonomado/status/1519145139523915776