読む本は気分で選ぶ。某ツイッターで小栗虫太郎『二十世紀鐵假面』昭和十一年が 話題になっていたので、『二十世紀鐵假面』桃源社昭和四十四年初版で四十五年ぶりに再読。 しかし、章魚という漢字に戸惑い、辞書を引くと海のタコ。こりゃ無理、と判断、教養文庫の 『青い鷺』1976年初版で読みつぐ。こちらにはルビがある。漢和辞典は不要。その校訂者 松山俊太郎は書いている。
《 また、一般論として、虫太郎の作品の大きな魅力は、そのベダントリー・エキゾティズム・ トリヴィアリズムにあり、そのかなりの部分がルビによって発揮されるのであるから、ルビの 効果を活かさぬことは、読者への義務を怠たることになる。 》 401-402頁
一気読みの面白さ。一大探偵冒険小説。圧縮された文章蒸気熱量に煽られた。
午前午後、別々の用件で外出。暑い〜。
ネットの拾いもの。
《 知的生き方文庫に対抗して無様な死に方文庫つくりたい。 》