『骸骨の黒穂』

 沖縄の「土人」発言の関連ツイートに夢野久作『骸骨の黒穂(くろんぼ)』にふれているのがあって、角川文庫 1980年初版で読んだ。黒穂とは。

《 家の周囲の麦畑へ出て、熱心に麦の黒穂を摘んでいる事があった。 》

 異形の傑作だ。森秀人の解説。

《 『骸骨の黒穂(くろんぼ)』もまた代表作のひとつとしての資格を充分にもっている。この作品は、夢野久作の 描くアウトロウの人間群像のなかでも、きわだった者たち、つまり〈異形の者〉を主題としている。 》

 『骸骨の黒穂』には表題作のほか六篇が収録されているが、この一篇、どかんと突かれる深い衝撃波。これは凄い。 青空文庫で読める。
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2094_19609.html

 近くの本屋でロミ『乳房の神話学』角川ソフィア文庫2016年初版帯付を購入。本体1200円。パラっと開いたページの 写真の説明。

《 「開き」から「デコルテ」へ。中世では、乳房は多かれ少なかれ、しどけない服装の開いた部分から見えていた。 17世紀以降はデコルテにより、計算された奔放さという形になった。『白い声』のバーバラ・スティール。1964年。 》

 チョーカーも魅力な微笑女。どんな人かと思えば「イタリア映画界が生んだ世界的なホラー映画の女王。」
 http://angeleyes.dee.cc/barbara_steele/barbara_steele.html

 チューカーを付けた女性にぞっこん。林由紀子さんのそんな蔵書票は、単色と手彩色をもっている。乳首もバッチリ。

 ネットの見聞。

《 【ヌードとセミヌードの違い】(ざっくり言えば)乳首が見えてるのがヌード、乳首を隠してるのがセミヌード。 だから雑誌のグラビアでは(乳首が)見えてるか見えてないかはすごく重要 》 フランス書院文庫編集部
 https://twitter.com/franceshoin1985/status/789471842616696832

《 わたしはだんだんわたしになる なぜ子供の泣き声が耐えられないのか?  》 note
 https://note.mu/akkoinkolove/n/nb21c47500fde

《 「ノーベル賞をくれてやったのに、テメェ、挨拶もねぇのかよ?」   という選考メンバーの態度こそ、無礼で傲慢(ーー;) 》 デーモンまぐれ
 https://twitter.com/Demonmagure/status/789692408824930304

 ネットの拾いもの。

《 それにしても、選考委員の中にあんな無礼なやつがいるとはな。おれもノーベル賞受賞を伝えられたら無視することに 決めた。 》 冬樹蛉
 https://twitter.com/ray_fyk/status/789742277010739200