『『日本文学史序説』補講』ニ

 加藤周一『『日本文学史序説』補講』ちくま学芸文庫2016年2刷、「第ニ講」「第三講」を読んだ。

《 本のかたちが薄いか厚いか、小さいか大きいかということは本の価値とまったく関係ありません。本当の価値は、誰もいっていない独創的なことをいっているかどうかです。他人がいったことをもういっぺんいうのではなくて、まったく新しいアイデアがあるかどうか、そのアイデアがただ誰もいっていないということだけではなくて、重要で新しいことを説得的にいっているかどうかです。 》 128頁

《 絵画の写実的な要素と構造的・抽象的要素の関係を意識的に問うということをはじめたのは宗達じゃないかと思います。「装飾的」ということよりも、もっとずっと深い問題でしょう。私は「装飾的」という言葉はそのまま使わないで、抽象的要素の意識的な登場というふうに考えます。 》 164頁

《 琳派が何をなしたか、ひとことでいえば絵画に対する方法論的アプローチを変えた。それは絵画が「装飾的」になったということとはまったく別の話です。 》 167頁

 昼前、手紙をポストに投函に行った時、昨日リンクした洋菓子店トロンコーニに行列。その並びにはメロンパン店と鰻店。まあ、五十メートルほどに三店の行列店。それにしても、暑い。暑いのによく並ぶ。
 午後用事の合間にブックオフ函南店まで自転車で行く。向井敏文章読本』文春文庫1991年初版帯対、末國善己(よしみ)『時代小説 マストリード100』日経文芸文庫2015年初版帯付、計216円。帰宅したら通り雨。

 ネット、いろいろ。

《 どうしようもない私の写真館 【源兵衛川散策】 》 どうしようもない私が歩いてゐる
 http://blog.livedoor.jp/soenoh/archives/1067030555.html

《 世界三大がっかりで、マーライオン、人魚姫、小便小僧というけどさ。オレの場合、世界最大がっかりがあるんだよね。(続) 》  赤城毅
 https://twitter.com/akagitsuyoshi/status/890937543117594626

《 (承前)それは、ヨークシャー・プディングである。絵本でも児童文学でもあんなに美味そうに書かれているので、イギリスに行ったとき、 レストランの定食に、付け合わせはヨークシャー・プディングとあって、とびついて注文した。まさか、あんなシュークリームの皮だけ みたいなモンだったとは……。 》 赤城毅
 https://twitter.com/akagitsuyoshi/status/890938158048727042

《 『君の名は。』パロAV『君の縄。』がレンタル開始!本家ばりに面白すぎると話題 》 中2イズム
 http://chu2.jp/post/12368/

《 【性愛の格言】「女はオーガズムに達したフリをするけど、男は恋に落ちたフリをする」(シャロン・ストーン 女優) 》  フランス書院文庫編集部
 https://twitter.com/franceshoin1985/status/890907197152034816