『意味がない無意味』再読・三(閑人亭日録)

 千葉雅也『意味がない無意味』河出書房新社2018年初版を少し再読。「思弁的実在論と無解釈的なもの」に至って瞠目。あるいは蒙を啓かれる。なぜ再読したのかが 腑に落ちた。

《 本稿では、思弁的実在論をSR、新しい唯物論をNMと略記することにしよう。 》 138頁

《 ハーマンは、様々な変種が生じている「オブジェクト指向存在論(OOO)の先導者である。 》 142頁

《 オブジェクトの即時的な奥行きをどこまでも隠された秘密として確保するのが、ハーマンの基本方針だ。 》 143頁

《 メイヤスーとハーマンはいずれも、事物それ自体へと向かう議論の要として、〈絶対的無関係〉を肯定している。 》 144頁

《 OOOは、オブジェクトの絶対的な他者性、特異性(または単独性)の擁護によって、社会構築主義に対する剰余を認める立場である。 》 147頁

《 メイヤスーによれば、この世界がこうであることに根源的な理由はない(非理由律)。これにOOOの側で対応するのは、複数の事物が区別されて存在することに 根源的な理由はない、ということであるだろう。 》 153頁

《 私たちはいまや、SRと社会の一種の「弁証法的」交差を考えることができる。 》 157頁

 短いメモではなにがなにやら、だろう。私にはじつに説得力のある論述。そして、ここから坂部隆芳さんの新作について新たな視点を与えられた気がする。
 https://www.numashin.co.jp/street/files/400.pdf

 昨日、楽寿園小浜池の水位が35センチ。小浜池は去年の夏、最高水位を記録したが、その去年の同じ日の水位32センチを超えた。
 http://www.city.mishima.shizuoka.jp/rakujyu/kohamaike_current.html
 午後、源兵衛川上流部、蓮馨寺脇の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。流水の速さも量も増して深い所は見送り。細かいものばかり。ここは今期は終了かな。

 ネット、うろうろ。

《 ハイスクールの先生が
  マイケルジャクソン世代ではない
  自分の生徒たちに
  スリラーのダンスを教えてみたら
  みんなノリノリで夢中になった… 》 不変哲(新垢)
https://twitter.com/fuhentetsu/status/1397712481493999625

《 マイケル・ジャクソン スーダラ節 》
https://www.youtube.com/watch?v=JGf_gs2320o

《 やはりいい加減なバッハ野郎だった。「自信を持って、東京へ来て」と言った口で「選手の五輪参加は自己責任」と言い出したんだ。笑うぜ、菅さんの自助と同じなんだ。 「コロナや猛暑で死んでも自己責任」とする同意書を義務づけたわけだが「健康被害」や「死亡」の文字のある同意書なんぞ誰が出すかよ。 》 立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1398490404966715394

《 IOCが自己資金で土地買って建物作ればいいのですよね。他人の税金をあてにせずに。 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1398324391688118273

《 熱海にできた、その名も「ひみつの本屋」。元々はロマンス座という映画館のチケット売り場だった場所。がちゃりと鍵を開けて、本を選び、喫茶店や海で読書を楽しむ。 なんて素敵なんだろう。 》 ひかる
https://twitter.com/hikarudon12/status/1397506637678534656