『ムントゥリャサ通りで』ニ(閑人亭日録)

 ミルチャ・エリアーデ『ムントゥリャサ通りで』法政大学出版局1977年初版(原著は1967年刊)を再読。内容はすっかり忘れている。なんとも不思議な小説だ。
 https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-49024-8.html
 直野敦「訳者あとがき」から。

《 (引用者・略)作者の代表的な幻想小説である。
  先に述べた時間の超越や空間の超越(引用者・略)、現世から彼岸の世界へ直接達するための努力(引用者・略)、地下に住むというブラジンの世界(引用者・略)、 その他の幻想小説のモチーフが豊かに散りばめられており、しかも物語の構成そのものが、フェルマという元小学校校長が秘密警察に提出する供述書、あるいは 取り調べの際の話という形になっており、一種の枠物語なので、アラビアン・ナイト的な雰囲気を濃厚にただよわせている。
  しかし、この幻想小説がこれまでの作者の幻想小説とやや毛色が違うのは、ひとつには第二次大戦後のルーマニアの政治体制にたいする風刺小説という側面と、 第二に一種のミステリー小説という側面を持っていることである。 》 173頁

 美術家大坪美穂さんから手紙。アイルランド・ゴールウェイでの個展は、「アイリッシュ・タイムズ紙のデジタル全国版に写真入りで展覧会を紹介していただきました。 現地の要請で一週間延期されました。」凄い。

 午後、源兵衛川中流、三石神社横の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。ついつい拾い、ぐっと重くなり終了。ふう。帰宅。汗~。それにしてもよく出てくるものだ。 埋蔵量の多さは、体験しないと「ウソだろう」だな。

 ネット、うろうろ。

《 コロナ~外!福は~内!コロナ~外!福は~内! 》 きっこ
https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1489052667691167746?cxt=HHwWhMCj2eHglqopAAAA

《 今度の「統計不正」は空前絶後の大問題だぜ 》 モノシリンの3分でまとめるモノシリ話
https://blog.monoshirin.com/entry/2022/02/02/220134

《 工業製品であれ海産物農産物畜産物であれ、国産だから高品質なはずって、日本スゴイの一種で、その虚像がじわじわと崩壊しつつあるんだろうなあと感じる。 》  会田誠
https://twitter.com/makotoaida/status/1488892203770343426

《 死去の翌日朝刊。
  私たちの働く東京新聞
  「三国人
  「爆弾が仕掛けられ…当たり前」
  大震災で「我欲」「天罰」
  女性に対する「大年増、厚化粧」…
  これら暴言、差別発言を
  「石原節 波紋」の見出しで報じたのは致命的誤り。
  差別、暴言は「~節」「波紋」では済まない。
  読者の信頼を得られぬ。 》 東京新聞労働組合
https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1488932083732938752

《 もうすぐ出る対談本でも、たいせつなのは「原理の問題」じゃなくて「程度の問題」なんだということを岩田先生と繰り返し語っております。 「程度の問題」は適否の考量のベースが「身体的実感」なんですが、どうもそれがみなさん苦手なようで。 》 内田樹
https://twitter.com/levinassien/status/1489040256775049218