『性と芸術』補遺(閑人亭日録)

 昨日の会田誠『性と芸術』後半の「II 性」から彼の芸術観に関する記述。

《 今言った”美術”をもっと正確に言えば、「西洋近代の美術史家たちが規定し、日本には明治になって入ってきた新しい概念」ということになります。そしてその 橋頭堡として機能したのが、他ならぬ美術大学でした。 》 147頁

《 芸術とは何か──そもそも「芸術」と「芸術じゃないもの」の線引は、近年ますます難しくなってきています。「美しいものが芸術」「感動させるものが芸術」と いった素朴な定義は、だいたいひい爺さんの時代で終わりました。以来「自己解剖」あるいは「領域拡張」あるいは「純化」を世界同時多発的に続けている現代美術の歩み ──と言うよりは、雑多な要素が入り乱れて流れる巨大な濁流──を、ここで簡潔に叙述する能力は僕にはありません。 》 192頁

《 さらに「芸術作品の制作は(性的であれ何であれ)自分の趣味嗜好を開陳する、アマチュアリズムの場ではない──表現すべきものは自分を含む”我々”、あるいは ”他者”であるべきだ」という戒めも抱いています。 》 193頁

 解剖─分析、拡張─拡散、純化─分化、表現─表出、濁流─漂流・・・。呑み込まれずに百年後二百年後まで遺る作品は?

 ネット、うろうろ。

《 美術や音楽などの非言語芸術を身につけることが「何かの役に立つ」的な言説は軽薄だけど、異文化/他者理解においては有効である。それは非言語芸術が 「何かを表現しているもの」ではなく「表出された何かに本質がある」というリテラシーだからだ。すでに顕在しているものの、変換形式を読みとる能力。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1556229042897969152

《 鹿児島のショッピングモールの醤油棚。これが3つぐらいある。 》 魔女っこれい
https://twitter.com/majyokkorei/status/1556211055428534272

《 某日朝、当院救急入口にて… 》 国立国際医療研究センター救急科_教育担当
https://twitter.com/kkentaro2/status/1556191728838725632

《 説明せずに逃げ回っている吉川赳衆院議員の議員辞職勧告決議案が、『自民党公明党日本維新の会の反対により、廃案となりました』。 》 武田砂鉄
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1556263915398787072

《 政府が「反社の定義は出来ない」と言ってるので、政治関係の反社の定義を考えました。

  ・公文書を改ざん、隠蔽、破棄する
  ・統計を改ざんする
  ・国会で嘘の答弁を行う
  ・違法容疑の証拠を隠滅(ドリルを使うなど)
  ・税金を使う公的イベントに有権者を招待
  ・カルト教団の広告塔になる

  書ききれんわ 》 Dr.ナイフ
https://twitter.com/knife900/status/1556176292453949441

《 特に全視聴者に課金を強いるNHKは罪深い。取材制作の原資を差し出すスポンサーである視聴者を裏切って、カルト権力に擦り寄っていくならばそれはもう報道機関 どころか詐欺師と言われても仕方ない。報道が重大事実を報じないのは結果としては隠蔽だという事を太平洋戦争で学んだはずではなかったのか? 》 清水 潔
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1556478898426195969