『賽の一振り』再読(閑人亭日録)

 ステファヌ・マラルメ『賽の一振り』柏倉康夫・訳 月曜社2022年3月18日第1刷発行を再読。先月27日ブログで書いたことを試す。
 https://k-bijutukan.hatenablog.com/entry/2022/11/27/220836
《 白地の上に黒で書かれた文字により、作品に可視的な律動をあたえることで、時間から脱せしめ、永遠へと昇華させること、音楽の持つ時間性を、活字の大小と余白の活用で、波動として氷づけにすること、マラルメが『賽の一振り』で実行したのは、まさしくこうした作業であった。 》 『賽の一振り』 57頁

 北一明『幻想玉耀変油滴虹彩花生』1977年を卓上に置く。光陽を受け、複雑に彫り込まれた側面の切っ先が鋭く乱反射し、目を射る。変幻する色彩~虹彩。漆黒の凹みの深い無反射に息を呑む。変転する反射光、移動する漆黒。絢爛たる眩暈。それは遠く縄文に呼応している気がする。縄文土器同様、実物を目の当たりにしないと、わからない。

 昼過ぎ、先だって見つけてしまった、源兵衛川最上流部いずみ橋下のヒメツルソバ。深いので脚立を持っておっちらおっちら出かける。川岸へ脚立を降ろして川底へ 接地。裸足で脚立を下がって抜く。全部抜く。やれやれ。気持ちは軽く帰宅。ふう。

 ネット、うろうろ。

《 造形表現とは「企図/構想」があって、それをカタチに表すものだと、文科省は学習指導要領として発布している。何度も言うけれど、これでは造形的思考はわからない。かく言う僕自身も二十歳頃までは、この文科省型美術観に騙されていた。作品は「企図」とか「意味内容」を伝達するための道具ではない。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1598749321587216384

《 「自分の表現で伝えられないこと」(あるいはクリエイティブの倫理と地獄)/別所隆弘 》 note
https://note.com/takahirobessho/n/n0804eb03303c

《 人類学が西洋自体を対象にし始めたことで、われわれが客観性と言うことについてかなり特殊な、偏った哲学的な先入見を持っていたことが明らかになってきた。そしてそのことが、哲学そのものの再考を迫ることになった。 》 清水高志
https://twitter.com/omnivalence/status/1598617316379746304

《 「表現の不自由展」名古屋高裁名古屋市に負担金支払い命じる 》 NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20221202/3000026283.html

《 新国立競技場は伊東豊雄さんの案にしておくべきだった。
  https://ameblo.jp/mori-arch-econo/entry-11848931928.html 》 SDGs建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家)
https://twitter.com/mori_arch_econo/status/1598616530019061761

《 国会議論も素通りして、攻撃兵器の増強へひた走る自公両党 敵基地攻撃能力保有で合意 》 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/217595

《 台湾人や韓国人達に、日本は敵地攻撃と言い軍事費増強してるよっていったら、
「笑える。日本は日本海側に多数原発があるのに原発に一発撃ちこまれたら終わりじゃんか」って言われた。 》 dia feliz
https://twitter.com/diafeliz_latin/status/1598864338647146496

《 ぜんぜん消費税なしにできるって。
  1年間消費税なくしたら、日本経済一気に回復するって。
  いまみんな収入の5割、税にとられてるって
  江戸時代で5公5民にしたら一揆は起こるは餓死者だらけになったって。

  財務省はもう宗教団体。「国民からとれ」で凝り固まっちゃってるって 》 栗林佐知
https://twitter.com/KuribayashiS/status/1598296398813798402

《 杉田水脈氏の問題点は語り尽くされているが、「むしろどこに取り柄があんねん」ということについてはまだ誰も語ったことがないので、この機会に岸田総理にどんな能力を評価してるのか聞いてみたい 》 CDB@初書籍発売中!
https://twitter.com/C4Dbeginner/status/1598597727130353666