辺境へ・辺境から(閑人亭日録)

 近代・現代美術は、表現の辺境の開拓へ乗り出し、辺境を豊かな表現の地へと深耕してきた。府中市美術館で開催中の諏訪敦「眼窩裏の火事」展。諏訪敦は、写実表現を深耕、深化させてきた。
 http://bluediary2.jugem.jp/?eid=6821
 K美術館に来館したらしい。当時、画家は三島市に住んでいたらしい。確証はない。本人に訊くことでもない。昔東京で観た時よりも遥かに深い表現に達している。
 それはさておき。私の関心は、辺境からの来訪者。具体的には白砂勝敏さんと内野まゆみさんの作品。初めて買った白砂さんの作品は、木彫椅子『ナゴメイテ』2010年作。
 https://shirasuna-k.com/gallery-2/wood-sculptures-chair/
 内野さんの作品は、彼女が彩色した小さな正方形の木片に、私が源兵衛川で回収してきた茶碗のカケラ(切片)を接着したメモ紙留め(裏に磁石、画鋲を接着)。どちらも実用でありながら、作品として鑑賞に耐える。鋭敏に感応する人は、観たことのない美術作品と判断する。一部の人には大好評。現代美術には関心のない人たちがぐっと反応する。反面、いわゆる美術評論家の反応は殆どない。二人の作品は、現代美術の辺境に位置している。現代美術界のど真ん中に居る人たちの視界には入らない、関心がない。しかし、世の中の価値観は突然ガラッと変わる。いや、静かに変わりつつある。現代アートといわれる作品は、美術世界の中心にあると思われているだろうが、そこは台風の目=我欲と商魂が犇めいている空疎という気がする。辺境こそ生(なま)の生のエネルギーが静かに渦巻いている、進化の現場。

 からっ風の一日。富士山白化粧。家こもり。

 ネット、うろうろ。

《 恐怖の4文字「閣議決定」 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1605919440809431041

《 #1227反撃能力はいらない抗議集会
  #PeaceNotWar
  #DemocracyStrikesBack

  2015年安保関連法制で集団的自衛権のレールを敷き、2022年安保関連3文書閣議決定でそこに暴走列車を走らせようとしている。

  黙っているわけにいかない。研究者仲間と政治家に声をかけ集会企画を立てました。お集まりください! 》 小原隆治
https://twitter.com/koharatakaharu/status/1605749473598021637

《 中国のコロナは脅威
  日本国内のコロナはインフル以下

  馬鹿なの?w 》 ヤン・ウェンリー提督
https://twitter.com/yangwenli1007/status/1605993359813726208

《 そんなにあるなら懸命に働いている医療従事者に使ってよ!!(心の叫び)

  防衛財源にコロナ剰余金746億円 | 2022/12/21 - 共同通信 》 つしまようへい
https://twitter.com/yohei_tsushima/status/1605558243882926080

《 東京都民以外は東京オリパラ開催の是非を意思表明する機会さえ与えられなかったんだから、赤字を国民全員が負うのはおかしい。
  同じ理屈で、大阪万博の費用は大阪府民が、札幌五輪は北海道道民が負担して欲しい。
  どこかの自治体の暴挙を他県民が負う構造はいけない。 》 ゐ(うぃ)
https://twitter.com/aromi317oakleaf/status/1605826264824041472