バブリーなシャンデリア

 昨日午後、知人の車に同乗して 御殿場高原ホテルに新しくできたギャラリーのオープニング展で催されている知り合いの女性画家の個展へ行く。まあ、いつもの墨を使った絵が並んでいる。……なんかギャラリーらしくないなあ、と見上げると、やや高い天井から豪奢なシャンデリアが二基吊り下がっている。宴会場を仕切ったんだ。いやはや。
 美術館を出る前に彼は、展示している安藤信哉の白い額が退色しているので、明日の初日までに塗り直そうと言う。閉館後に戻ると彼は忘れているのでそのまま別れたが、午後九時半「忘れていた。これから塗り直そう」と彼から電話。彼の改装中の部屋に額を持ち込んで象牙色に塗る。日が替わった深夜、美術館で絵に額をはめる。見栄えがよくなった。今朝見直す。いい。やれやれ。

 知人のウェブサイトネットゲリラの別サイトの写真を眺める。殆どの場所が我が家の徒歩圏内。そして殆どの風景が既に失われている。失われしものは美しきかな。

 ブックオフ長泉店で四冊。角川春樹「朝日のあたる家」思潮社2006年初版帯付、安部謹也「中世の星の下で」ちくま文庫1990年8刷、志茂田景樹「黄色い牙」講談社文庫1982年初版、「ショスターコヴィチの証言」中公文庫1986年初版、計420円。