紙・和紙

 お昼前に切り絵をやっている知人の車に同乗して特種製紙Pamのカレンダー展へ行く。片隅に100枚ほどの葉書大の色見本紙。知人は総てを抜く。切り絵の色の組み合わせに使えるから。いいものをもらったと喜んでいる。案内してよかった。続いて近くのギャラリーへ。竹久夢二の複製木版画の展示即売。オーナーと暫く歓談して美術館へ戻る。
 木版画といえば、一昨日東京の木版画店の摺り師をしている方が来館。最近は木版画に適した和紙の入手が難しいと嘆く。業界の内情など二時間近く拝聴。タメになった。

 ブックオフ長泉店で三冊。石川達三「生きている兵隊」中公文庫2004年5刷、とみなが貴和(きわ)「夏休みは命がけ!」角川スニーカー文庫2002年初版、山中康裕「老いの魂学(ソウロロギー)」ちくま学芸文庫1998年初版、計315円。気になる本はとりあえず買っておく。「老いの魂学」は、就寝前蒲団のなかで読んだちくま学芸文庫の品切れ書目で目に留まった。昨日買った「ブッシュ・オブ・ゴースツ」も品切れだ。文庫本の品切れがちょっと早くなった気がする。今に始まったことでもないか。