ネットのダンディズム

 昨日のお題「知のダンディズム」、ご近所リンクのネットゲリラ さんなんかは「ネットのダンディズム」だ。美術館の近所に開店した台湾料理店の報告までしている。

 18日の話題、「真鶴」の川上弘美河野多恵子「後日の話」文春文庫2002年に解説を書いている。

≪とすれば、河野多恵子の描写の凄いところは、日常をたんねんにすくいあげているように見えて、実はそれだけではない、というところにあるのではないか。≫

≪すくいあげる。効果的な一行の描写を選びだす。奇異も日常も並べて強弱をあえてつけない。そんなふうに、まるで名筆の手の運びのように、河野多恵子は小説をつくりあげているようだ。そして何回も言うが、それにほぼまちがいはないだろう。≫

 ≪長く河野多恵子を読みつづけてき≫た川上弘美の解説は、「真鶴」の自作解説につながる。その川上弘美「椰子・椰子」新潮文庫2001年に三島が出てくる。

≪四月十五日 晴  日帰りで三島に行く。≫21頁

 ブックオフ長泉店で二冊。伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」文藝春秋2006年初版帯付、C.リュシエール「秘戯」フランス書院1975年初版、計210円。前者帯には河野多恵子の評≪人間の妙味の豊かさには尋常ならぬものがある。≫

 源兵衛川最上流部が You Tube に投稿された。

 日曜日に就職の面接官をする予定。ネットの拾いもの。

≪たった10秒で却下される残念な志望動機。

「とにかく会ってみればわかります」 →そんな時間はない。

「御社の○○を評価します」 →評価は就職活動以外の場で聞きたい話題。

「前の会社はひどい会社でした」 →お互い様の部分があり、本人にも原因があったというケースも多い。

「厳しい環境に身をおきたい」 →自分に甘い他力本願な人。

「御社を最後の職場にしたい」 →まだ会ってもいないのに入れ込みすぎ。≫

 明日、休館します。