ビブリア古書堂の事件手帖 2/白砂勝敏・木彫の椅子展

 昨夜は『家政婦のミタ』を見てしまった。はあ。続いてNHKの『SONGS キャンディーズ』へ突入。はあ。

《 昭和みたいな試聴率だな  何でこんな人気なんだ? 》

 矢崎存美ぶたぶたシリーズ、今月の新作『ぶたぶたは見た』光文社文庫

 三上延ビブリア古書堂の事件手帖 2』メディアワークス文庫2011年初版を読んだ。マニアには知られた古本ネタよりも、若き古本屋主人篠川栞子の過去が読ませどころ。

《 胸元の深い、ゆったりしたシルエットワンピースを着ているせいか、うつむいた拍子に──なんというか、奥の方まで見えてしまっている。喜ぶよりも目のやり場に困った。》13頁

 こういう男心をくすぐる描写がちょいちょいあるので、ついつい読み進んでしまう。アホか、ナニ言ってんだか。女性からはあきれられそう。名前の挙がった古本を本棚から取り出して並べる。

 国枝史郎神州纐纈城(こうけつじょう)』桃源社1968年初版、同『完本 蔦葛木曽桟(つたかずらきそのかけはし)』同1969年初版、アントニイ・バージェス時計じかけのオレンジ』ハヤカワ文庫1999年31刷、司馬遼太郎ペルシャの幻術師』文春文庫2001年初版、そして坂口三千代『クラクラ日記』ちくま文庫1989年初版などなど。

 ネットのうなずき。

《 知識というのは、カネがあれば身に付くモノではないが、カネがなくては手に入らないモノでもある。》