12月26日(月) 休館日

 のんびり過ごす。

 昨日の毎日新聞に「私が選んだ今年の秀句」。四人が十句ずつ選んでいる。重なる俳句はひとつもない。私の気に入った俳句は、西村和子の選からひとつ。

《  寒の水より包丁を抜きにけり  押野裕  》

 高野ムツオの選から。

《  慟哭のこゑ天にある桜かな  角川春樹  》

《  やすらへ花・海嘯・凶火・諸霊  高橋睦郎  》

《  真炎天原子炉に火も苦しむか  正木ゆう子  》

《  海底のせめぎやまざる朧かな  矢島渚男  》

 毎日新聞朝刊コラム、山田孝男「風知草」から京大原子炉実験所の小出裕章助教(62)の発言。

《 「私は政治には絶望していましてね。今のような政治ではどんな委員会をつくったところで何も変わらない。私は受けません。1対1の公開討論ならどこへでも行きますが」 》

《 実際、政府の委員会、調査会に集う有識者は3・11以前からかかわってきた原発推進派が多い。新たに脱原発派も招かれて話題になったとはいえ、多勢に無勢。まして事務局は経済産業省文部科学省の官僚と電力会社からの出向者が握る。政府関係者が「小出さんも入ってくれれば」と気をもむほど人選は偏っているのである。》