鷺と雪

 小雨なので徒歩で来る。午前十時過ぎ、風の子造形教室展の展示品を搬入。お子さん、保護者さんも展示に参加。これはスゴイ。二度と出来ない展示だ。子どもたちの表現パワーに圧倒される。明日も展示の準備。

 こんなときに遠方から味戸ケイコさんの絵を見に来られる。東京から、仙台から。

 北村薫『鷺と雪』文春文庫2011年初版を読んだ。三篇を収録。『街の灯』『玻璃(はり)の天』そして『鷺と雪』で全九編、昭和初期の上流階級を描いたミステリー三部作を成す。丸七年がかりで完結。昭和八年に始まった物語は昭和十一(1936)年、雪の二月二六日で終る。深い余韻の残る結末。印象深い言葉がいくつもちりばめられている。その一つ。「鷺と雪」から。

《 ──「善く敗るる者は亡びず」 》

 ネットの見聞。

《 都知事選は表現規制に反対という点から誰に入れるか自明の理として、選挙区と比例区の一票を、いかに死票にならずに投じるかで細君とえんえん論議。 》 芦辺 拓

 ネットの拾いもの。

《 老婆は一日にしてならず 》