短歌逍遥、人人への追慕。
《 サンチョ・パンサ思ひつつ来て何かかなしサンチョ・パンサは降る花見上ぐ 成瀬有
埴谷雄高すなわち般若豊 アウシュビッツに降る雨を言う 道浦母都子
人の名もて日日を刻まばこの夏の永山則夫一条さゆり 照屋眞理子
せめて死者から直なる精心(こころ)まなびなん村上一郎高橋和巳 同 》
言葉が言葉を呼ぶ。
《 ゾーリンゲンの剃刀(やいば)あてつつわがほほに<すがすがしき人生>など思うなり 村木道彦
《 恕すこと知らざる君がゾリンゲン肥後一閃の瞬きもせず 福島泰樹
《 ゾリンゲンその響き佳し黒革の手套(てたう)にて耳なでらるるごと 照屋眞理子 》
ブックオフ長泉店で二冊。鹿島茂『パリ・世紀末パノラマ館』中公文庫2005年2刷、オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』新潮文庫2005年62刷、計210円。
静岡知事選、現職圧勝。自民推薦候補、三島市出身というけど、周囲も誰も知らない。
ネットの拾いもの。
《 選挙、出馬するのを忘れていた。 》