減らない。おかしいなあ。

 数日前柿沼忍昭住職から1000円で購入した名刺大の簡明な線描画(仏様の横顔)を近所の100円ショップで買った額に納める。うわあステキ。ライティングデスクの上に置く。カット絵は画家の個性(手くせ)がはっきり現れるが、これもそう。初めて手にして見た時、クレーの晩年の線描画、天使シリーズを連想した。いいものを買った。しかし、何がいいのかわからなかった、という絵描きもいる。人それぞれ。
 個展名「地蔵の欠片」を「地獄の欠片」と空目して、いかにもの題だなあ、と感心したことは内緒。
http://izu-np.co.jp/izuhapi/news/20131124iz4005000001000c.html

 穏やかな風。ブックオフ沼津店へ自転車で行く。途中道草をしようと思うのだけれど、ハンドルは最短距離を選んでしまう。困ったことだ(困ったことでもないか)。芦辺拓『彼女らは雪の迷宮に』祥伝社文庫2012年初版、谷川俊太郎和田誠『ナンセンス・カタログ』ちくま文庫1992年初版、計210円。

 文庫本、どこになにがあるか、まるっきりわからないので、文庫本の整理をする。『日本探偵小説全集』創元推理文庫高木彬光の文庫本をそれぞれ段ボール箱に収める。高木彬光は収まりきらない。入らない本はそのまま棚へ残す。鮎川哲也横溝正史都筑道夫段ボール箱に並べる。残った高木彬光それに鮎川哲也山田風太郎はまた段ボール箱が必要だ。段ボール箱は小ぶりがいい。大きいと重くて動かすのが大変、腰痛のもと。

 一作家を段ボール箱に収めると、後々読むのに楽。アンソロジーは困る。日本推理作家協会・編の『ミステリー傑作選』講談社文庫は70冊ほどあるが、こういう傑作選は本棚(あるいは床)に置くことにしている。高木彬光の後には講談社文芸文庫と『大岡信著作集』青土社八冊、『正法眼蔵大蔵出版全六冊を移す。空いた場所に床に平積みしてあった『須賀敦子全集』河出文庫と他社の文庫本、計14冊を置く。その横には井上ほのかの講談社X文庫15冊。須賀敦子と井上ほのか。その奥には『泉鏡花小説・戯曲選』岩波書店。なんかすごい組み合わせだ。『大岡信著作集』も『正法眼蔵』も『須賀敦子全集』も(井上ほのかも)ブックオフで購入。当然一冊105円。ふう。あちこち整理したけど、床に直置き(横積み)の本はなんにも減った気配がない。おかしいなあ。

 ネットの見聞。

《 今でも核燃料やMOX輸送の日程や経路は極秘扱いだが、調べれば割と分かる。調べた人も聞いた人も特定秘密保護法の対象になるのか。浜岡原発は十数km陸送を伴うから近所の人はみんな知ってるが、その扱いはどうなるのか。細かい運用が分からないまま成立する恐ろしさ。 》

《 たった今、本会議で、特になんの落ち度もない民主党籍の委員長二名に対して解任決議が与党の賛成多数で可決してしまいました。野党に委員長を配分するのは議会運営の常道。委員長解任は戦後一人だけで、特に問題もないのに、与党の言うなりでないからといって解任してしまうことは初のこと。 》

《 【本会議休憩】今、内閣委員会、経済産業委員会、共に民主党の委員長の解任が決まった。自民党は委員長解任という重大な決議で、解任の趣旨説明とその討論で全く同じ原稿を読み上げるという議会軽視。解任の理由も全く言えず。 》 たつみコータロー参議院議員 日本共産党

《 過去60年に一度しかなかったことを、しかも二人同時に、しかも真夜中に行ってもニュースに取り上げすらされないんだ いい悪いはそれぞれが判断すればよいがその材料すら与えられないとはほんと恐ろしいな・・・ 》

《 投票総数235、賛成130、反対105で、経済産業委員長は解任されてしまいました。理由は、独占禁止法改正法案について、「委員会開催に向けて何ら努力しなかった」とのことですが、同委員会は電力システム改革法と産業競争力強化法を成立させています。 》

《 昨晩、政府与党は、特定秘密保護法を会期内に強行採決するため、参議院の野党委員長を次々と解任するという暴挙に出た。深夜午前零時過ぎから参議院で異様な審議が続いたが、テレビではいつものように娯楽番組が流れ続けた。こうして、今も、国民の知らないところで世の中が変えられようとしている。 》 弁護士 猪俣正

 昼のNHKニュースで放送せず。

 ネットのうなずき。

《 NHKはオリンピックと和食の文化遺産。テレビが情報を伝えるどころか、今起きている恐ろしいことを知らせないための防波堤になってる。 》 椹木 野衣

 ネットの拾いもの。

《 洋食も世界遺産に。ついでにお袋の味も。 》

《 長野県りんご狩りツアーに参加してますが、もうりんごは木になってません。カゴから袋に入れるだけです。 》