「 日本の響 」

 横山勝也(尺八)・羽賀幹子(筝)『日本の響』音楽之友社1986年(カセットテープ)を聴いた。 以前と同じような印象。幽遠、幽玄、空を行く、首から上の音楽。クラシック音楽と同様の印象。 楽器の響きは素晴らしい。耳にする演奏は、あたかも夜空を尽十方流麗に飛翔するかのよう。 私は地面から見上げる観客。居心地がどうにもよろしくない。私は、幽遠ではなく幽冥を、 幽玄ではなく玄黄を、地面から体が飛び上っては足が軽がると着地ような、首から下の演奏を好む。
 カセットテープの紹介には、横山勝也は静岡県沼津生れとある。沼津市で彼の話題を見聞きした ことはない。
 http://www.shaku8.com/kenshukan/kousi.html

 昨日友だちと三嶋大社へ初詣。参拝客で賑やか。舞殿ではお田打ちの行事。しばらく観賞。 参道脇のテントに年上の知人女性。挨拶を交わす。画家の田村映二さんが駆け出しの頃、 お世話になった人。先だっては旦那さんからも大社近くの家へいらっしゃいと誘われている。
 リトルノへ行くと、ネットゲリラ氏が葉巻をプカプカ。この壁を展示壁にするという。 美術館で使っていた吊るし器具がまだあるので提供することに。きょう届ける。
 フォトライフシェルパの人が煙草で一服に来る。近々年下の女性カメラマンを レトロ物件に案内すると伝えると、彼曰く。年配(団塊の世代以上)のアマチュアは、 絵葉書のようなキレイな写真を撮りたがる、と。子ども時代の古臭いものは撮りたくない、とか。 へえ〜。
 帰りがけに銅版画家林由紀子さんが、犬を連れてのお散歩姿を見かける。今年は展示がいくつも。
  田村映二 http://www.tam-tamgallery.com/index.html
 ネットゲリラ http://my.shadowcity.jp/
 リトルノ https://twitter.com/ritorno2013
 フォトライフシェルパ http://www.photo-sherpa.com/
 林由紀子 https://twitter.com/PsycheYukiko

 午後、静かな風なのでブックオフ函南店へ自転車で行く。高橋睦郎漢詩百首』中公新書 2007年初版帯付、阿川佐和子『あんな作家 こんな作家 どんな作家』ちくま文庫2014年初版、 川本三郎『小説を、映画を、鉄道が走る』集英社文庫2014年初版、坂崎紫瀾『汗血千里の駒』 岩波文庫2010年初版、シェイクスピアハムレット岩波文庫2002年初版、計一割引、486円。
 晩、グラウンドワーク三島、インストラクターの新年会に出席。

 ネットの見聞。

《 フランスの漫画界が、表現の自由への攻撃に対する怒りで震えている。 一方で、「叱られる前の自主規制」が当たり前になりつつあるこの国を思う。 》  カネコアツシ

《 <社説>対話拒否 安倍政権は知事と向き合え 》
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-236998-storytopic-11.html

《 丹念な取材で昭和史を綴ってきたノンフィクション作家の保阪正康氏が、 朝日新聞慰安婦問題第三者委員会委員を務め、その上で語る二つの教訓。 1)冷めた目で史実と向き合う 2)史実を自らの信条の道具に使わない。 ーーあらゆる立場の人が肝に銘じておくべき言葉かと。 》 Shoko Egawa

 ネットの拾いもの。

《 HMMという略語は、ハヤカワ・ミスプリント・マガジンの略ではないか、 と長年読み続けて思うようになってきたわたし。いままでいちばん印象深い誤植は、 やはり(ロス・マクの) 『さけむ』  かな。 》

《 そういえば数年前、「格差がひどい現場を教えてください」と某ニュース番組の ディレクターが訪ねてこられたので、「テレビ局」と教えて差し上げたのだが、 それ以来お見えにならない。何か気に障ることでも言ってしまったのだろうか? 》