「正月三日」

 安くてまずまずのチリの赤葡萄酒を年を越して飲んでいる。それにちなんで元日は『恋さぐり夢さぐり』を リンクしたが、きょうは鶴田浩二の『赤と黒のブルース』を。赤葡萄酒が浮かぶので。それから青江三奈唄う 『雨に咲く花』を。CDでよく聴いていた。雨、降らねえなあ。
 https://www.youtube.com/watch?v=eZqjvqAaz4E
 https://www.youtube.com/watch?v=uDtCcr8cuOc

 昨日のブックオフ函南店。『完訳 三国志岩波書店函帯付全八巻が計1600円、ニ割引で1280円。気になったけど、 まず読まない=お荷物になるから見送り。以前知人に文庫の中里介山大菩薩峠』全二十冊だったか、 半額の50円セールで見つけて教えた。彼は喜んで買ったが、読んだかなあ。
 午後、ブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。大川渉『酒場めざして 町歩きで一杯』ちくま文庫2012年初版、 吉永南央『ランタン灯る窓辺で』創元推理文庫2013年初版、計二割引き172円。ま、いいか。

 松浦寿輝『明治の表象空間』新潮社を少し読む。

《 「天」という中国起源の超越性の概念が人格に溶けこまされ、「天皇」という名辞のかたちで安定的に 一般化するのは、はるか後代の明治の、それも中期になってからのことなのである。 》 392頁「天──天皇(一)」

《 繰り返すなら、伊地知による「天皇」名称確定の提議は明治十五年に行なわれており、これは『人権新説』刊行と 同じ年である。 》 393頁「天──天皇(一)」

《 実際、「天理」と「天皇」の両者には、共通するものがある。「時間」の無化である。 》 393頁「天──天皇(一)」

 重厚な松浦寿輝『明治の表象空間』でオツムが加熱、知恵熱になりそうなので、アタマを冷やそうと南伸坊 『笑う街角』ちくま文庫1993年初版をぱらぱらと見読。ふう。上野千鶴子の力の入った解説から。

《 人間の暮しには不易流行(変わりにくいものと変わりやすいもの)の両側面がる。このうち変わりにくい面を 民俗、変わり易い面を風俗と呼ぶ。 》

 風俗ってフーゾク=セックス産業のことだと思っていた。まあ。あのオッパイの子は……いかんいかん。

《 「どうしたの、顔を赤くして。何を考えていたの?」
  「なに、キミと同じことさ。」
  「まあ、いやらしい。」 》

 ネットの見聞。

《 1979年はなぜ歌謡曲にとって特別な年だったか 栗原裕一郎が話題の書に切り込む 》 Real Sound
 http://realsound.jp/2016/01/post-5798.html

《 カップヌードル「STAYHOT 名探偵 篇」  》 日清食品
 https://www.nissin.com/jp/products/cm/118

 カップ麺、食べたことがない……。

 ネットの拾いもの。

《 家にいると精神が病む。出かける。 》