樹木葬へ

 墓石は劣化してゆくが、樹木は成長してゆく。
 ここ数日立て続けに別の場所で女性たちから樹木葬の話題があがった。シンクロニシティ共時性か。男性から 死後のお墓の話題が出たことはない。女性のほうが将来を見据えている。いいところないかしらという話なので、 隣の函南町に近々六千坪弱の造成工事が始まることを教えると、「申し込んで」。樹木葬のセールスマンか、おれは。 まあ、お墓を新しく買いたいという人は、管理費や手間を思えば、そう増えることはないだろう。
 三島旧市街地の寺院ではお墓の募集が行われている。墓のある我が家まで電話の勧誘が来る。葬式の互助会の 勧誘もある。葬祭会館はずいぶんと増えた。結婚相談所は高齢者介護関連施設へと代わった。金の流れが変わった。
 んなことを書いていて思った。これから美術品が市場にどっと出回るのでは。市場に出入りしている古物商の話では、 百号などの大きな絵はタダでも引き取り手がない。その画家が団体展のそこそこの地位の人でも。そりゃそうだ。 百号の絵を飾りたくなる場所が今、どこにあるだろう。以前、某美術大で教えていた故人の絵を親戚の人が見てくれ、 というので、某美術館の副館長らと見に行った。百号二百号の大きな抽象画が平積みに。とりあえず起こして鑑賞。 タダでいいというが、某美術館は後日、二十号ほどの絵を三点引き取ったと聞く。昭和時代に描かれた、古色蒼然、 いや悄然たる絵だった。歳月は絵の長所も短所もあからさまにする。当然だが、魅力が判然とする絵もあるだろう。 そんな画家は……。

 ブックオフ三島徳倉店で文庫を三冊。小松左京『虚無回廊 II 』徳間文庫1991年初版、吉田篤弘『空ばかり見ていた』 文春文庫2009年初版、デイヴィッド・バーリンスキ『史上最大の発明 アルゴリズム』ハヤカワ文庫2012年初版、計324円。

 源兵衛川中流部、三石神社の石垣にヒメツルソバを見てしまったので、周辺を駆除。風がなく流水量も少ないので楽。

 ネットの見聞。

《 「人文書出版の希望と絶望」 》 小林浩氏
 http://www2.human.niigata-u.ac.jp/~mt/ningen/2017/01/24.php

《 ”「政府として検討しているわけではない」と否定した”
  これ「やらない」ということではなく、「GPIFが勝手にしたこと」という責任転嫁の発言ですから。お間違えないよう。

  「GPIF活用した米インフラ投資、検討してない=安倍首相」 》 Koichi Kawakami
 https://twitter.com/koichi_kawakami/status/827393572634648578

《 フクイチ2号機格納容器下部の推定線量ばかりが報道される。もんじゅ廃炉の困難さ、フクイチのタンク内汚染水が 96万トンを突破したこと、東海再処理施設でガラス固化体作業が再開されたことはどうした? 推定線量ばかりを煽るように伝えるより、大事な事があるだろう。マスゴミマスゴミのままか。 》 春橋哲史
 https://twitter.com/haruhasiSF/status/827656621203394560

 ネットの拾いもの。

《 文春の中吊り見出しで打線を組んでみた 》 urbansea
 http://bunshun.jp/articles/-/1240

《 原発が安いなんて嘘ですと東芝が証明してしまったからね(笑) 》