『中動態の世界』再読・一

 國分功一郎『中動態の世界──意志と責任の考古学』医学書院2017年5刷を少し再読。記憶から零れた、付箋の貼ってない細かな記述が立ち上がってくる。

《 われわれは脳内でのシミュレーションに過ぎないものに、自分と世界のリアリティを感じながら行為しているということだ。 》 17頁

《 だが、後に受動態が能動態と肩を並べる地位を獲得し、中動態を表舞台から追いやる。「中動態」という名称は、中動態が表舞台から追いやられた後の、 このパースペクティヴよりつくられたものである。 》 72頁

 日射しが強まると汚れが気になる。掃除機をかけて見上げれば照明器具の白い笠が茶色に汚れている。電球の交換はしたけど笠を拭いた記憶はない。三十七年間の 埃汚れを拭い去る。天井が明るくなったような。台所の白い笠もきれいにする。こちらは油汚れなので手袋をしてキュッキュッとこすり落とす。わ、キレイ。 洗剤の威力を実感。ふう、一汗。さて、コーヒー。
 昼前、古い知人女性から電話。三月下旬某日に源兵衛川を仲間と連れ立って見に行きたいけど、と。どうぞどうぞ、その日は一日空けておきます、と返事。 その頃源兵衛川には来訪者が激増だろうと予想される。源兵衛川を愛する会会長として慌ただしい春になりそう。

《  多様な関係者の努力が結実して、源兵衛川は、2016年11月8日に「世界かんがい施設遺産」に登録され、その歴史的・技術的な価値と市民主導による 保全システムが世界的に認められました。三島の宝が世界の宝になりました。

  次は、「世界水遺産」への登録であり、今後、世界遺産のダブル受賞が世界で最初に実現する可能性があります。三島の宝が世界の宝にランクアップして、 世界中から三島を訪れる視察者や観光客の増加が期待されます。 》 渡辺豊博
 http://www.gwmishima.jp/modules/tubuyaki/index.php?lid=46&cid=1

 ネット、いろいろ。

《 三島駅ロータリー坪43万 》 ネットゲリラ
 http://my.shadowcity.jp/2018/01/43-3.html

《 マルクス・ガブリエルの「なぜ世界は存在しないのか」を買う。。選書メチエにふさわしい平易な文章、明確な主張。。 これは本当に入門編にぴったりな感じ。 》 清水高志
 https://twitter.com/omnivalence/status/952424643188572160

 近所の本屋に注文済み。鶴首して待つ。

《 先にガブリエルのメイヤスー論のほうが訳されてしまって日本ではすこしねじれているのだが、現代の哲学が共有している大きな問題意識に自然に導いてくれる。 相関主義と呼ばずに、ポストモダンまでの思想を「構築主義」という風に形容しているのもわかりやすい。 》 清水高志
 https://twitter.com/omnivalence/status/952425570435919872

 その前にグレアム・ハーマン『四方対象  オブジェクト指向存在論入門』人文書院を読まなくては。

《 アート作品は情報ではありません。アート作品を情報だとしか思えない人は、記号操作としてしかアートを見てないのだと思うけど、 だったら作品など作る必要がないのです。むしろ、アートは情報など全くなくとも、記号を操作していなくとも、 物質として存在すれば成立の可能性がある部分が魅力なのです。 》 齋藤恵
 https://twitter.com/_satoketa/status/950846583280623616

《 帝国政府に背いて人道的対応した杉原千畝現代日本の外交官の手本とされるどころか、在釜山総領事が私的な場で政府対応を批判しただけで 密告され更迭されてるやん。いつものことながら安倍さん言行不一致すぎるわ。笑笑 》 手塚空
 https://twitter.com/aibery/status/952538116702662656

《 景気って株価って意味じゃないからな 》