寺田透『道元の言語宇宙』岩波書店1974年初版、第三部「I 中世法語の文学性 ──道元と一遍」を読んだ。
《 美的なものを否定しながら、その思想を表現するのに、用語の上、文体の上で、特別の苦心をしているのは疑いようのないことで、『眼蔵』の文章はけして 自然発生的な文章とは見られません。(中略)しかしやはり、自分、過去によって育てられてきたものとしての自分を否定しないところには、本当に後世まで生きて、 ひとを動かす文学は生れないのじゃないか、そういう課題に応えたものとして正法眼蔵があるということは言えます。 》 458-459頁
《 おそらく一遍にしても(中略)つまり、文芸性否定のところにまで行くということがなかったら新しい中世の信の表現としてのひとつの特異な存在資格を獲得する ことはできなかったのではないか。 》 459頁
《 長い時間が経つうちに、文学が様式化されて行って、いい文学なら余計それが様式として固定して行って、ただの型に過ぎないものになって行く、そういう型を 文学だと思う錯覚をこわさなければならないということが大事な点なのです。 》 461頁
北一明の突出した、別名アウトサイダーの焼きもの作品を思う。
《 ところが中世法語のあるものは文学をねらわなかったにしても、その姿は、文学の資源として貴重なものを持っている、そういうことが言えるのではないでしょうか。 》 463頁
ファインアート、純文学の外縁に位置する商業美術、エンターテイメント小説の分野にあるある。
「II 文学のひろばで」「III 注釈後語」「IV 相逢」を読んだ。『道元の言語宇宙』読了。
朝、TBSテレビの全国放送番組ビビットで三島駅南口東街区再開発が話題に、と友だちから連絡。
《 静岡県三島市長の驚き発言「私を殺してからにして」
“打ち首ポーズ”で「どうぞ殺して」異例行動の一部始終とは?
三島市長と対立 市民団体の主張は? 》 ビビット
詳しい経過はグラウンドワーク三島のトップページに。
http://www.gwmishima.jp/
午前、岸和田市から視察にいらした人を案内。十四年前、私に会っていると。ビックリ。親子で賑やかな源兵衛川に足をつけてしばし憩う。
昼過ぎ、友だちの車に同乗、ブックオフ沼津リコー通り店へ。友だちの探していた、エルヴィス・プレスリーの「LOVE ME TENDER」の入ったCDをあっさり発見。500円。 ミッション終了。私は伊藤一彦『月光の涅槃』ながらみ書房2011年初版帯付、北村薫『詩歌の待ち伏せ2』文春文庫2006年初版、栃折久美子『モロッコ革の本』ちくま文庫 1991年初版、計324円。三冊とも新品同様。きょうはいい日だ。
ネット、いろいろ。
《 Pink Martini (with singer Storm Large) - Amado Mio 》 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=sCbzWiJLVhk
午後八時前、視聴回数 3,000,380回。七月五日に話題にした時は261万6千回強だった。四年前に公開されたものが、今になって一日一万回強の視聴数。
《 神事を金儲けの興行のために中止するとか
安倍の分際で何様のつもりだ!! 》
《 こら東京オリンピックは安保闘争並の反対の大合唱の中で開催することになるな。 》
《 ↑本当にそうなりそう。火に油注ぐことばかりしてるし 》
《 なんて迷惑なんだ五輪w 》
《 なるほど、東京五輪は1000億の違約金を払えば返上できるのか。クラウドファンディングで集まりそうな気もするな……。 》 平林緑萌
https://twitter.com/seikaisha_moegi/status/1027376708993740801