道元『現代語訳 正法眼蔵 6』大蔵出版1994年初版、「八七 供養諸仏(くようしょぶつ)」を読んだ。
《 さて、道元にとって、右のような意味において授記を得たということが明白になっていたであろうか。すでに別稿で究明したように、とうていそうとは思えない のである。そしてまた、この巻においても、典拠の引用で埋まっており、道元みずから自己自身については何も語っていない。 》 解説 153頁
《 それにも拘わらず、前巻「出家功徳」においては、道元みずから妙法を単伝して出家授戒しているのであり、それが究極の悟りへとつながっていることは、典拠の 示すとおりである。 》 解説 153頁
《 このように見てくると、道元みずから授記の確信を得ていたことは明らかであり、またその裏をいえば、単に確信にとどまっているにすぎなかったことも明らか であるといわねばならない。 》 解説 154頁
「八八 帰依三宝(きえさんぼう)」を読んだ。
《 いうまでもなくこの巻は、三宝に帰依することの重大事を強調したものであり、むしろ讃歌したものである。 》 解説 223頁
《 ではその功徳は、いつ感知されるのか。それは、感応道交(かんのうどうこう)の時に成就する、というのである。
感応道交の、感は衆生であり、応は如来の応答である。如来と衆生とが感応するときに、いのちの火花が散る、それが道交である。 》 解説 224頁
《 このようにして、この巻においても、感応道交のときに、必ず三宝に帰依し奉るのであり、帰依し奉れば、その功徳は増大して、ついに無上菩提にまで至る、 というのである。 》 解説 224頁
《 感応道交は道元仏道の出発点であることを思えば、晩年に及んで、帰依三宝の道味が、ますます深く道元の人格体に熟しているさまが知られてくる。 》 解説 229頁
《 そこから窺われてくることは、これまでのもっとも特徴的な独自の思索と世界観構成の営みからまったく離れて、ひたすらな仏道の実践において、無上菩提への 確信を不退的なものにしているということである。しかも「供養諸仏」巻に見られるように有所得(うしょとく)の見に捕らわれている所から、なお道元は単に 確信にとどまっているということができよう。 》 解説 229頁
《 いわゆる帰依というのは、帰は、身心を任せて帰投することであり、依は、依伏(えぶく)、すなわち拠り所を得ることである。それゆえに帰依というのである。 (中略)仏は、大いなる師であるから帰依するのであり、法は、最良の薬であるから帰依するのであり、僧は、すぐれた友であるから帰依するのである。 》 本文 233頁
《 四、一体三宝、すなわち窮まる所は一体となる三宝。
真理を体得した大いなる覚者を仏宝と名づける。
清浄にして汚れを離れているのを法宝と名づける。
究極の理に和合して、擁(ふさ)ぐことなく滞ることなきを僧宝と名づける。
このような三宝に帰依したてまつるのである。福徳の薄く少ない衆生は、三宝の名さえ聞くことはできない。まして帰依したてまつることなど、どうして あり得ようか。 》 本文 236頁
「八九 深信因果(じんしんいんが)」を読んだ。
《 すなわち、「不落因果」は因果を否定しているから邪説であって仏法ではなく、「不昧因果」こそ、因果の道理を明らかにしており、仏祖正伝の仏道である、 というのである。 》 解説 267頁
《 したがって、この法則に少しでも背くもの、あるいは背くように見えるものがあれば、すべて拒否される。 》 解説 268頁
《 このようにみてくると、この一巻は、ただひたすら因果の道理を固執し、いささかでもこれに背くような見解はすべて拒否するという態度に終始している。 どうして道元は、解脱や禅定にはまったく言及せずに、誰の眼にも明らかな因果の道理に、これほどまでに注目したのだろうか。むしろこのことが重大である。 》 解説 269頁
大暑。午前八時で30.1℃。家こもりとはゆかぬきょう。ああ、出家。銀行へ、市役所へ。
午前十時、市役所で市長へ三島駅南口再開発事業中止の要望書を仲間たちと提出。市長はこのまま強行すると表明。問答の後、一人の男性参加者と口論の様相。 私は目を明けていられなかった。「私を殺してからやってください」という旨を市長が突然発言、退出。周囲は騒然となる。なんだ、これ。
午前十一時過ぎ帰宅。35.5℃。暑い一日だ。
午後三時半過ぎ、車に同乗して用事を済ませに行く途中、渋滞にはまる。横道を抜けて交差点に差し掛かると、軽自動車同士の衝突現場に遭遇。一台は中央線上に 横倒しに。これで渋滞。まだ救急車も警察車両も到着していない。帰りがけに見ると、五人で車を起こしていた。興味深い事故を見た。最高気温36.6℃。 きょうはいろいろあるわあ。
ネット、いろいろ。
《 通常、いや異常国会の幕が閉じた。モリカケ問題は1ミリも進まなかったが、働き方法案、参院6増法案、カジノ法案等を与党は強引に押し通した。 中でもカジノ法案はあの水害と被災者の悲鳴を聞きながら優先させたもので、弱者無視の正体を露わにした一件として長く記憶にとどめようと思う。諦めるもんか! 》 立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1021232497919602688
《 このまま進むと、日本は、「子どもを猛暑から守らず」「災害対応が後手に回り」「核災害の被害者に年間20mSv基準を適用し」「核発電の利用を継続し」 「プルトニウムを溜め込み」「トリチウム水を海洋に希釈投棄し」「公認ギャンブルに人を招く」国になる。主権者は、これで良いと思っているのか。 》 春橋哲史
https://twitter.com/haruhasiSF/status/1020652267152658433
《 きょうCOFFEEって書いてあるTシャツ着てるんですが、向こうからMILKのTシャツ着たかたが歩いて来られて、なんとなくお互い会釈しました 》 太陽とケイコムーン
https://twitter.com/amazakeiko/status/1020916191085277184