橋本治『人はなぜ「美しい」がわかるのか』
橋本治『人はなぜ「美しい」がわかるのか』ちくま新書2002年初版を読み進める。
《 『枕草子』を書いた清少納言が「時代の中に生きた美の冒険者」であるのに対して、『徒然草』を書いた兼好法師が、「時代の中に生きなかった美の傍観者」である という違いです。 》 「第三章 背景としての物語」 128頁
《 「自分」という存在は自分で作るもので、他人の影響力に従属するのは、信仰の世界です。信仰は「その宗教」という枠組の中でだけ成り立つもので、その信仰が 必要な人にとってだけ必要なものが「信仰」です。信仰に必要なものは「敬虔」で、しかし、「人を超越したもの」をその中心に置く信仰のパラドックスは、 「人でありたければ、”人を超越した”とされる架空のものの影響力から出なければならない」を、暗黙の必然とすることです。 》 「第三章 背景としての物語」 143-144頁
《 「あはれ」というのは、感動実感が胸に沁み入って来て、「自」と「他」の区別をなくすようなものだと私は思いますが、「あはれ」をそのように規定した時の 「をかし」は、他人事です。 》 「第三章 背景としての物語」 154頁
午後、某ツアーの内容を知人たちと考える最中に電話で呼び出し、途中退場。五月からの個展のチラシの制作を友だち知人と考える最中に電話で呼び出し、途中退場。 三島駅へ急ぐ。待ち合わせの時間が過ぎても来客現れず。私を呼んだ知人に電話。あたふたと来る。客は一列車早く到着していた。えらい待ちぼうけを食わされる。 帰宅途中、別の知人から時間がありましたら、と呼ばれる。源兵衛川のことを知りたい人と質疑応答。ふう。暗くなって洗濯物を取り込む。人に振り回された一日。 賞味期限切れのレトルトカレーで夕食。
ネット、うろうろ。
《 三島には「グランドワーク三島」という、活発に活動するNPOがあるのだ。 》 「補助金乞食にいくらカネを渡しても無駄」ネットゲリラ
http://my.shadowcity.jp/2019/02/post-14702.html
《 作品社 重版情報。小栗虫太郎『【「新青年」版】黒死館殺人事件』4刷。「新青年」連載版を初単行本化! 初出時の挿絵もすべて収録! 二〇〇〇項目に及ぶ語註! 手稿との異同も綿密に調査! “黒死館”の全容解明に挑む! 》 作品社
https://twitter.com/sakuhinsha/status/1090823107298787329
4刷とは、驚き。
《 港千尋の『風景論』も『ドゥルーズの21世紀』も郡司ペギオの『天然知性』も全部すごくいい本なんだけど、多忙のあいだに浩瀚な著作がガンガン出たので 後回しにしないといけないの、嬉しい悲鳴である。 》 清水高志
https://twitter.com/omnivalence/status/1090901253368860674
一瞬焦ってネット検索、『天然知性』。やはり『天然知能』じゃないかい。近々注文予定。
《 無数の死者たちの亡霊である「私」の、厚みに根ざしておられる方々は、けして軽々に啀み合いや諍いが生じない。翻って、軽々に他人を断ずるひとは、 その自己観の〈薄さ〉に原因がある。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1090921792133201921
このリツイートが興味深い。イプセンの戯曲『幽霊』
《 更に面白いのは、この戯曲は【ゴースト(幽霊)】と訳されているのですが、原題『Gengangere』は【後から返ってくるもの】という意味だと、 ノルウェー人の僕の友人に教えてもらったんです。繰り返し人間を縛って、逃れられないもの―― 》 矢野靖人
https://twitter.com/YasuhitoYANO/status/1091103500367327232
《 【選挙ウォッチャー】 安倍晋三総理の施政方針演説・全文検証(#1)。 》 note
https://note.mu/chidaism/n/nd263449aa4df
《 米軍基地反対派リスト作成の辺野古警備会社に公安出身の元警視総監が天下りしていた! 個人情報も公安提供か 》 LITERA
https://lite-ra.com/2019/01/post-4517.html