「徴用工」(閑人亭日録)

 三島市の建設会社小野建設の小野社長から「社内報」(5月25日)を恵まれる。「「徴用工」で明らかにされた小野惣太(創業者)の人徳」。小野惣太の記した 『土と共に五十年』。

《 そこには、こう書かれている。》

《  (注・中島飛行機)三島工場で私が請け負った金額だけでも約三百万円、現在の(注・昭和43年)の労務費と対照五百倍としても、十五、六億円の工事量を二年半 くらいで消化したことになる。
  したがって労務者の人員も全部部屋夫で、始めの内は日本人が主体の飯場構成であったが、後半は殆ど朝鮮人で工事を進めた。
  朝鮮人に対しては、青春時代在朝(注・満鉄の漢江渡橋工事)した事や、大割野(注・新潟県津南町)時代経験した実績から、彼等の性格を一応把握して接触した 為と、稀に見る善良な幹部が協力してくれたので、操業して戦争に役立つまでの実は結ばなかったが、其健闘は称賛してよいと思っている。(中略)
  即ち昭和二十年八月十五日、(中略)すべてが終わった。これから先は真闇らであった。 》

《 永い間諸君に対し使用者として執った態度、待遇其他あらゆる点で、私に憤懣を抱く人あらば如何なる手段も甘受する。思うが儘にされたいと身を投げだして 彼等の処置に任せたところ、「(中略)事毎に差別的行動をとる人多き中にあって真に朝鮮人を理解し、相互の尊敬信頼によつて、今日迄全員張り切って愉快に働き得た 幸福は感謝に耐えない。(中略)」(中略)使われた人達が勝利者となり、一方は明日の運命も測り知れぬ時であるだけに、人間平常の心がけが如何に大切であるかを 深く肝に銘じ、共に手を握り合って涙のなかで将来の健闘を誓った感激は、今も脳裏を離れない。(以下略) 》

《  私は、こうした創業者の記述に対し、自叙伝ではあるし、多少の誇張?があるかも知れない、と思っていた。
  そうした疑念がある中で、平成3年(1991)2月、三島市職員組合を主とする左翼系グループ「三島市平和委員会」により、『三島にも戦争があった──「中島 飛行機三島工場」地下工場建設と朝鮮人の強制労働』という、「糾明・糾弾」を目的とした調査が行われた。 》

《  と、先入観をもって、調査がされたとの記述がある。
  ところが、何も出てこなかったばかりか、唯一の生き残りのRさんからは、「(中略)(手に豆ができ血の汗が出たりしてトイレにおきた時痛くてうなったりした。) 親方が「家で直せ」と言ってくれたりした。小野氏はやさしい人で肩を叩いて「無理するな」などよくしてくれた。(後略)」
  と、糾弾するどころか、真逆の、小野惣太への最大限の感謝・賛辞をする言葉が語られ、はからずもこの「調査」が、小野蒼汰の『土と共に五十年』の記述を、 「裏付け!」する結果になってしまったのである。 》
  http://www.ono-ken.co.jp/

 珍しく朝早く目覚め。曇天なので源兵衛川中流、三石神社~時の鐘橋~上源兵衛橋~下源兵衛橋のヒメツルソバを抜く。一時間足らずで土のう袋八分目。小魚。沢蟹。 蝉時雨。羽黒トンボ。トンボのヤゴの抜け殻、セミの抜け殻、一メートル余の蛇の抜け殻。いろいろ。七時半帰宅。汗~。水風呂、シャワー。朝飯前の一仕事。
 午前8時30.4℃。
 12時34分33.7℃。
 午後4時過ぎ、頼まれて今朝見つけた蛇の抜け殻を採ってくる。暑い~。暦は立秋
 去年引退公演をした某踊り子さん、見に行けず残念至極だったけど、最近カムバック。見に行く気が失せた。

 ネット、うろうろ。

《 ドイツ中世の代表的エロ文学作品、起源が二世紀も遡る歴史的大発見 》 歴史の呼び声
  https://call-of-history.com/archives/21646

《 あいちトリエンナーレに毎年行ってるひとが大量発生してる問題、ここさいきんでいちばんおもしろいな 》 ねこ
  https://twitter.com/tramp0line_girl/status/1158946723546329088

《 「公衆電話ガチャ」、NTT東日本監修で11月中旬発売。謎のゴールド含む全6種類 》 engadget日本版
  https://japanese.engadget.com/2019/08/06/ntt-11-6/

《  今更ですが東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会がIOCに提出した立候補ファイル、東京の夏は「温暖」で「アスリートが最高の状態で パフォーマンスを発揮できる理想的な気候」とか書かれていたんですが、これも現実修正主義ってヤツですか?
  まぁこれが罷り通ったことが一番の衝撃ですがね。 》 Yamashi Tyler
  https://twitter.com/yamashi0645/status/1158750878246952965

《 「コミュニケーションとは双方向のものですから、送信者と受信者がいます。表現されたものを受信者が理解できなかったとしても、 送信者側だけに落ち度があるとは言えません。社会の側に、それを正しく理解できる回路がなかったからだとも言える。当事者研究はそういう考え方を可能にします。」  》 本田由紀
  https://twitter.com/hahaguma/status/1159082749560414209

《 「障害の社会モデルでは、障害とは「社会と個人との間のミスマッチが生み出すもの」とされます。それに従えば、いまほど急速に変化している社会においては、 社会構造と合わなくなって、定義上「障害者」のカテゴリに入る人が急増しているのではないか。」 》 本田由紀
  https://twitter.com/hahaguma/status/1159083172228788231

《 「でも、彼らは自分の皮膚の内側に障害者であることを説明できる要因を持たないがために、自分自身でもそれを受け入れられないし、 社会にそれを認めさせることもできない。だから、いわば犯人探しに失敗して、高齢者や障害者、貧困層に敵意を向けているのではないか。」 》 本田由紀
  https://twitter.com/hahaguma/status/1159083403062341632

《  大体の間違いというのは、

  「話の内容ではなく、話をしている「人」で判断してしまう」
  「理屈の整合性ではなく、好き嫌いで判断してしまう」

  ってことで起こるんですよ  》 菅野◯完
  https://twitter.com/prewarwrestler/status/1159032220134232069

《 ルンちゃんが「掃除しろと言われたから掃除してるだけ」とばかりにずっと掃除をやめなかったらこわい。 》 大野左紀子
  https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/1159261669408665600