ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ II 』集英社1996年初版(元版は1922年刊行)、「第ニ部(続) 14 太陽神の牛」を少し読んだ。前解説から。
《 この挿話の場合はとりわけ、書き方が重要である。ここは、(1)古代英語からマロリー『アーサー王の死』、デフォー、マコーレイ、ペイターなどを経て現代の 話し言葉に至る英語散文文体史のパロディ(そしてパスティーシュ)で書かれている。翻訳では日本語文体史のパロディおよびパスティーシュという形にする。古代英語は 祝詞および『古事記』、マロリーは『源氏』ほかの王朝物語、エリザベス朝散文は『平家物語』、デフォーは井原西鶴、マコーレイは夏目漱石、ディケンズは菊池寛、 ペイーターは谷崎潤一郎で。 》 316頁
本文冒頭一行。
《 南行保里為佐(なんかうせんホリスさ)。南行保里為佐。南行保里為佐。 》 317頁
脚注。
《 (引用者・略)それを受けて「南行せん」は漢文。「保里為」は地名ホリスに動詞「欲りす」の万葉仮名をあてる。(以下略) 》 317頁
《 一時(あるとき)、町の波止場にてこの女を見しとき、礼(ゐや)なさざりき。壮夫(をとこ)、許しを乞ひてまをしさく、然(さ)る所以(ゆゑ)はうち見し女の顔 甚(いた)く若く見えしによるとまをしき。この言の葉聞きし時、女の眼は光耀(かがよ)ひ、花の色赤らひく肌にのぼりき。 》 321頁 74-77行
《 レオポルドの君、公達と寄りおはすは、サイモンの君と御子スティーヴンに思ひむつび給はむ心まうけにて、雲の浪烟(けぶり)の浪の御いたつきゆゑに、いと ねんころの御もてなしある限りはここに留まり給ふ思ひなればなり。同情(おもひぐさ)心にたゆたひ、恋はさすらひの思ひいざなひて、去りがてにすなり。 》 326頁 170-174行
翻訳で古文を読むことになるとは。進まぬ。難儀~難儀~。
午後、源兵衛川最下流部でのホタルの餌の巻き貝、カワニナ摂りに参加。軽く五千匹は採れたよう。皆で中流域で放流。
http://www.gwmishima.jp/modules/information/index.php?lid=2277&cid=1
ネット、うろうろ。
《 雪の影響で点検蓋が大変なことになってる!! 》 わたがし社長
https://twitter.com/watagashi_0and1/status/1481781667333169152
《 文春の記事は、河瀬ドキュメンタリーのOAを自宅で見たNHKのデレクタ―が「なんだ、これは!」と絶句するところから始まる。別のDも「ヤバいね、これは…」 NHKの社内に急速に危機感がひろがる。
テレビ屋の世界では、このDたちの反応が当然、当たり前、100%そうなる、というものなのだ→ 》 青木 俊
https://twitter.com/AokiTonko/status/1481954916092448769
《 >「想定外」は想定力欠如の証
そうですよね。
「想定外」発言をした人は、同時に、職を辞するべきと思います。 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1482148064286900227
《 菅首相(当時)の日本学術会議推薦者6人の任命拒否が「違法な権力行使」である根拠については、こちらの記事で提示しました。
「任命」と「任命権(者)」という、似た言葉をすり替えることで、首相に「任命拒否の権限」があるかのように錯覚させますが、完全な詭弁です。 》 山崎 雅弘
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1481935428530106372